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2018年08月30日博多駅近くで連日の道路陥没、前回は警固断層帯付近で直後に地震


 
2018年08月30日にJR博多駅近くで2日続けての道路陥没が確認されたと現地紙が伝えている。警固断層帯があるだけに注目されるが、2016年に大規模な陥没が発生した際には、その直後周辺で地震も起きていた。

これは西日本新聞が「超速報」というタイトルと共に08月30日昼過ぎに報じているもので、それによると30日09:30にJR博多駅から近い福岡市博多区住吉付近の交差点で道路の陥没が見つかったという。

前日、08月29日にも約100m離れた場所で陥没が見つかっていたといい、地下水の水位変化による空洞が原因と見られているが、不気味さは拭えない。

というのも、今回の報道でも博多駅前で2016年11月に大規模な道路陥没が発生していたことについて触れているが、大きな話題となったこの2016年の陥没の際には、その後付近で地震が起きていたためだ。

博多駅前における大規模な陥没は11月08日であったが、その10日後、福岡県北西沖でM4.2・震度3の地震が発生していたのである。

関係性は不明だが福岡市の中心部から福岡県北西沖にかけては警固断層帯が走っているだけに、前回同様博多駅近くでの陥没は気になるところだろう。

警固断層帯は海側の北西部と内陸側の南東部に分かれており、北西部では2005年に福岡県西方沖地震(M7.0)を引き起こしたことから30年発生確率は不明とされているが、より被害が見込まれる南東部は平均活動間隔が約3,100年~5,500年とされているのに対し、最新の活動時期は約4,300年前~3,400年前とされ、30年発生予測はM7.2程度の地震が0.3~6%の確率と非常に高い。

2016年春の時点で有感地震が増加しているとして新聞が「警固断層南東部動く予兆?」という記事を掲載しており、その中で専門家が「05年には動かなかった警固断層帯の南東部(陸側)が動く予兆とも考えられる」としていたことからも気を抜くことは出来ない。

また関連は不明だが九州北部における道路の陥没とその後の地震の例はは他にもある。2016年12月27日の早朝、久留米市で道路の陥没が見つかるとその翌日、五島列島近海でM4.4・震度2が、2017年01月17日に福岡市の歩道に深さ1mの穴が開いた際にも02月08日に五島列島でM4.0・震度3が起きていたのだ。

2016年の熊本地震では本震後に周辺で道路の陥没が相次いだだけに、今回の陥没において万一への備えを欠かすべきではないだろう。
 
関連URL:【西日本新聞】【超速報】JR博多駅近く 2日連続で道路陥没