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2018年09月03日山口県北西沖で1年2ヶ月ぶりの揺れ、九州北部で続く珍しい地震


 
2018年09月03日の06:47に山口県北西沖でM4.7・震度3の地震が発生した。過去90年間でわずか17回しか有感地震が起きてこなかった震源だが、そのうちの2度は九州における大地震前に発生していた。

山口県北西沖で有感地震が観測されたのは2017年06月29日のM3.2・震度1以来1年2ヶ月ぶりで、過去約90年間で今回が18回目という非常に珍しい震源における地震だったことがわかる。

しかし、山口県北西沖について同時に知っておきたいのは近年、地震が増加傾向にあるという点だ。

1980年代に2回、90年代に3回、2000年代に1回と少なかった有感地震が、2010年代としては今回が既に6回目であり、南海トラフ巨大地震の発生前に増加する西日本における内陸地震の一環に該当する可能性は否定出来ない。

また、過去17回しか有感地震が記録されていないにも関わらず、そのうちの2度が九州における被災地震の前であったという点も、山口県北西沖の特徴である。

ひとつは2016年04月の熊本地震の2ヶ月前、2016年02月20日に山口県北西沖でM3.5・震度1の地震が起きていたというもの。

そしてもうひとつが、同じ2ヶ月前というタイミングで2005年03月20日福岡県西方沖地震(M7.0)の際にM4.2という地震が発生していたというものだ。

九州北部では08月30日にJR博多駅近くで2日続けて道路の陥没が相次いだばかりだが、この時に紹介した通り前回の陥没時にはその10日後に福岡県西方沖地震の震源である福岡県北西沖で震度3が起きていただけに、今回の山口県北西沖での地震をはじめ警固断層帯を始めとする九州北部から目が離せない。

九州北部では他にも、07月09日に福岡県福岡地方で1年4ヶ月ぶり、佐賀県南部で12年ぶりという珍しい地震が、また07月19日にも長崎県北部で4年半ぶりの、07月26日には橘湾で1年ぶりの地震がそれぞれ起きるなど、ほど近い今回の地震と合わせ気になる動きを見せている。
 
※画像は気象庁より。