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2018年09月06日岩手からM6.7地震へのコンボが東北地方太平洋側に繋がる可能性も


 
2018年09月06日の03:08にM6.7・震度6強を記録した胆振地方中東部における強い地震だが、その直前に岩手県の2ヶ所でそれぞれ弱い地震が起きていた。これらの震源が互いに揺れあっていたケースではその後どのような地震が起きやすいと言えるのだろうか。

胆振地方中東部から比較的近い岩手県の2つの震源が、数時間前に相次いで揺れていたのである。

09月05日23:11 M3.3 震度1  岩手県沿岸北部
09月06日01:25 M2.6 震度1  岩手県内陸北部
09月06日03:08 M6.7 震度6強 胆振地方中東部

岩手県沿岸北部は07月27日のM4.2・震度2以来約6週間ぶり、岩手県内陸北部は08月18日のM3.1・震度2以来約20日ぶりと珍しい地震だったとは言えないが、距離的にもそれほど離れていない2つの震源が、M6.7・震度6強という強い地震の直前に次々と揺れたのは単なる偶然だったのだろうか。

「胆振地方中東部」「岩手県沿岸北部」「岩手県内陸北部」の3ヶ所が数日以内という短期間の間に揺れあっていたケースは過去に4回。それらについて、その後1ヶ月間に発生していたM5以上の地震について追跡してみると、東北地方太平洋側での強い地震が目立っていたことがわかった。

2015年08月27日と30日に3つの震源でそれぞれ地震が起きたケースが直近だが、この時は09月04日に福島県沖でM5.0・震度2が起きた後、その8日後に東京湾でM5.3・震度5弱、そして09月29日に三陸沖でM5.0・震度1が記録されていた。

また2014年07月05日から08日にかけて3つの震源が揺れた際には、07月05日岩手県沖でM5.8・震度5弱、その1週間後には福島県沖でM6.8・震度4という強い地震が起き、08月10日にも青森県東方沖でM6.1・震度5弱が発生。

更に2012年12月10日から15日にかけてのケースでは震度5弱やM6以上こそなかったものの、茨城県沖から岩手県沖の間でM5以上が1ヶ月間に8回も多発していたのである。

そして2009年07月31日から08月03日にかけて3つの震源で地震が起きた事例では、その後1ヶ月の間に東海道南方沖M6.9・震度4や駿河湾M6.6・震度5弱、八丈島M6.5・震度5弱、石垣島近海M6.8・震度3などM7クラスが相次いでいたが、この時も福島県沖と千葉県東方沖でM5を超える地震が起きていた。

過去4回それぞれで回数に違いはあるものの、震度5弱やM6.8という強い地震に繋がっていた事例があることに加え、2015年を除く3つの例で1週間以内に東北地方太平洋側におけるM5以上が発生していた点からは、一帯における今後の地震に注意した方が良い、と言える。
 
※画像は気象庁より。