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海外地震 発生地震

2018年09月07日フィジーでまたM8クラス、連発後の国内地震発生傾向は

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09月07日の00:49にフィジーでM7.8の大地震が発生した。フィジーでは08月にもM8.2の巨大地震が起きたばかりだが、今回の地震で09月に入ってからも世界的に地震活動が活発な状況にあることが改めて示されたと言え、これまで影響を受けてこなかった日本でも平成30年北海道胆振東部地震が発生するなど当面の間要注意と言えそうだ。

世界的な地震活動の活発化鮮明に

M7を超える大地震としては08月29日のニューカレドニアM7.1(関連記事)以来9日ぶり、2018年としては10回目となる。

2017年に起きたM7以上大地震が7回であったことに照らせば2018年の地震活動が昨年より活発な状態にあると言えるが、特にこれまでに起きた10回のM7以上大地震のうち、5回が08月下旬からの約半月の間に集中している点に注目すべきである。

08月19日 M8.2 フィジー(関連記事
08月22日 M7.3 ベネズエラ(関連記事
08月24日 M7.1 ペルー(関連記事
08月29日 M7.1 ニューカレドニア(関連記事
09月07日 M7.8 フィジー

08月には計23回のM6以上地震が発生、2015年以来の回数となったが、そのうちの18回が08月16日以降であることも、08月下旬からの極めて活発な地震活動を示している。

今回のフィジーM7.8によって活発な地震活動が09月に入ってからも継続した状態にある可能性が鮮明となったが、こうした地震活動の影響を受けてこなかった日本においても、09月06日に北海道で震度7(関連記事)が起きたことを端緒に、今後強い地震が相次ぐ可能性は拭えない。

世界的にはこのような流れにおける昨日の平成30年北海道胆振東部地震であり、今回のフィジーM7.8であったと見るべきだろう。

フィジー大地震連発後の国内発震は

次に今回のフィジーM7.8の震源位置について見てみよう。08月19日にもM8.2と今回同様M8クラスという巨大地震が起きたばかりのフィジーだが、震源の場所は多少異なっている。

前回のM8.2は20世紀以降、M7以上が集中してきた位置であったが、今回のM7.8はそれよりも西側で起きており、これまでにM7以上の大地震はあまり起きてこなかった。

とは言え震源の深さは前回の600kmに対し今回が608kmとほぼ同じであり、深さ500km以上の超深発地震であったという点で共通している。

M8.2の際に付近で起きてきたM7以上大地震以降の傾向を追跡したところ、日本では南海トラフに関連した震源における強い地震が目立っていたと紹介していた(関連記事)。

日向灘M6.3や大隅半島東方沖M6.0、三重県北部M5.5、伊予灘M5.4といった地震が記録されていた他、三重県南東沖でM7を超える紀伊半島南東沖地震が発生した2004年にも、フィジーではその前に大地震が起きていたのである。

これに該当する地震がまだ発生していない点への留意を保つ必要がある一方で、多少離れた場所で起きた今回の地震においてはこれまでごく近い場所で観測されたM7以上大地震がないことから過去データによる今後の動向分析は難しい。

そこで、今回と同様、短期間の間にフィジーでM7以上の大地震が立て続けに起きた際にその後日本におけるどのような地震に繋がっていたのかについて追跡したところ、やはり琉球海溝から南海トラフ、日本海溝を経て千島海溝に至るラインでの強い地震が目立っていた。

フィジーでM7以上が連発した事例としては1986年05月26日のM7.1と06月16日のM7.1、それに2002年08月19日に2度のM7.7が発生したケースが挙げられる。

それぞれその後2ヶ月間に日本国内で起きたM5以上について追跡してみると、前者の場合は千葉県南東沖M6.4・震度4と千島列島M6.2・震度1をはじめとする7回のM5以上が発生、そのうち6回が前述のラインに近い場所で起きていた。

また後者では根室半島南東沖M6.0・震度4や青森県東方沖M6.1・震度5弱を含む17回のM5以上が記録されており、そのうちの15回がライン付近であった。この時は三重県南東沖M5.1・震度1も含まれていた。
 


 

※画像はUSGSより。


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