180908-015torishima

国内地震 地震予測 発生地震

2018年09月08日鳥島近海付近でM4.5が発生、類似条件5例中2例でその後宮城県沖大地震

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09月08日の19:36に鳥島近海付近でM4.5の地震が発生した。付近におけるこれまでの地震とその後の国内発震を追跡してみると、複数回でその後宮城県沖でのM7以上大地震に繋がっていたことがわかった。

今回の地震は震度1未満であったことから有感地震としては扱われておらず、無感地震としての扱いとなるが、付近でこれまでに起きた地震とその後の国内発震状況を追跡してみると、ある特徴が浮かび上がってきた。

深さ76kmであった今回の地震に近い条件として深さ50kmから100kmの範囲で発生した過去の地震のうち、今回の震源から最も近い場所で起きた5回についてその後2ヶ月以内の国内地震について調べてみると、5回中2回で宮城県沖におけるM7クラスが記録されていた他、関東から東北地方にかけての太平洋側での地震が目立っていたのである。

2005年07月09日に今回の震源付近でM4.5が起きた際には8月16日に宮城県沖でM7.2・震度6弱が、また1978年06月09日にM5.3が発生した時にもその直後である06月12日にM7.4・震度5弱の宮城県沖地震が起きていたのだ。

この1978年のケースでは2ヶ月以内に東北地方太平洋側でM5以上が17回も記録されていたが、それ以外の事例でも関東から東北にかけての太平洋側でM5以上が2ヶ月の間に5~8回起きるなど目立っていた。

今回の震源から最も近いとまではいかないものの、比較的近い場所では今年の06月13日にも深さ91kmでM4.7が発生していたが、この時もその後2ヶ月間で5回のM5以上を記録しており、中には07月07日の千葉県東方沖M6.0・震度5弱も含まれている。

過去の事例5回中2回でおよそ1ヶ月程度のうちに宮城県沖でM7以上大地震という決して低いとは言えない確率だが、現在日本国内にはM7以上大地震発生のシグナルが複数出ている。

08月にM6.5以上が多発した南太平洋で、これまでに月に5回以上のM6.5以上が起きた25回のうち、今年同様M8以上が含まれていた3つの事例ではいずれもその前後に日本国内でM7以上が発生していたのだ(関連記事)。

また08月05日のインドネシアM7.0においても、付近で記録されてきたM7以上8事例中の6例で、その後3ヶ月以内に日本国内M7以上大地震が起きていた(関連記事)。

更に09月06日の平成30年北海道胆振東部地震でも、その直前に岩手県内の震源2箇所で発生していた地震との関連から、同様の展開では過去4回のケースにて東北地方太平洋側における強い地震に繋がっていたケースが多かったことも判明している(関連記事)。

こうした点からは、宮城県沖を始めとする東北地方太平洋側での強い地震に注意しておいた方が良いと言えそうだ。
 


 

※画像はUSGSより。


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