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2018年09月10日ソロモン諸島でM6.5、東日本大震災直後にも似た条件で地震起きていた場所

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09月10日の日本時間04:31にソロモン諸島でM6.5の地震が発生した。南太平洋における強い地震が続発している。今回の震源付近では東日本大震災の直後にも強い地震が起きていた。

9月に入っても強い地震続く

ソロモン諸島はパプアニューギニア、バヌアツ、フィジーなどと並ぶ南太平洋の震源で、世界におけるM6.5以上の地震としては平成30年北海道胆振東部地震(関連記事)の翌日、09月07日に起きたフィジーM7.9(関連記事)以来3日ぶり、2018年としては25回目であった。

M6.5以上の地震は09月としては3回目で、M6以上の地震が3年ぶりの規模で多発した08月に起きていたM6.5以上地震が10回であったことに鑑みれば、依然として世界的な地震活動が活発であることがわかる。

特に08月後半以降、19日のフィジーM8.2(関連記事)、22日のバヌアツM6.5(関連記事)、29日のニューカレドニアM7.1(関連記事)そして09月07日のフィジーM7.9と強い地震が多発している南太平洋だが、これらの震源の深さがフィジー500km以上、バヌアツ・ニューカレドニア30km未満であったのに対し、今回の震源は深さ50~100kmの範囲に含まれる64.5kmであった点が特徴的だと言える。

深さ50~100kmにおけるM6.5以上の地震は2017年12月16日のインドネシアM6.5まで遡る必要があり、2018年としては初めてであることから、今回の地震が今後どのような影響を与えるか、注視していく必要があるだろう。気になる点もある。

類似条件での唯一事例は東日本大震災直後

ソロモン諸島におけるM6.5以上の地震が深さ50~100kmの範囲で発生したケースは、今回の震源付近ではそれほど多くない。

太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界付近では今回を含め太平洋プレート側で多数の地震が起きてきたが、今回の震源からごく近い場所・近似深度で発生していたM6.5以上の事例は1例のみである。

ただしこの1例が気になる存在だ。というのも深さ79kmであったこのM6.8地震が起きたのは2011年04月23日、東日本大震災の直後とも言えるタイミングであったためである。

当時日本国内では強い地震が頻繁に発生していたことから、ソロモン諸島におけるM6.8がどのような影響を与えていたかについて定かではなく、他に近似例がないことから今後の動向は不明だが、参考値としてソロモン諸島深さ50~100kmで起きてきた比較的近い事例についてその後の国内地震の状況を見てみよう。

1969年01月05日のソロモン諸島M7.0(深さ60km)と1974年03月10日のM6.5(深さ50km)で、1ヶ月以内のM5以上について追跡したところ、どちらのケースでも青森県東方沖でM5以上が発生していたことがわかった。

前者では2週間後にM5.0が、後者では3週間後にM5.1がそれぞれ起きていたのだ。また2ヶ月以内に範囲を広げると大地震に近い規模の地震がどちらの場合にも見られていた。

1969年の事例では2週間後に網走沖でM6.7・震度4が発生、この地震はUSGSではM7.0の大地震と記録されている。そして1974年の例ではちょうど2ヶ月後に駿河湾でM6.9の伊豆半島沖地震が起きていたのである。
 

※画像はUSGSより。


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