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国内地震 地震予測 発生地震

2018年09月11日続く南海トラフ今度は日向灘でM4.0、その後震度5強以上のケースも

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09月11日の14:26に日向灘でM4.0・震度2の地震が発生した。平成30年北海道胆振東部地震以降続いている南海トラフ関連における地震についてと日向灘に関し知っておくべき2つの点、そして今回の震源が揺れた際のその後の可能性について。

南海トラフ関連で続く地震

日向灘で有感地震が観測されたのは07月03日のM4.1・震度3(関連記事)以来2ヶ月ぶりで2018年としては今回が8回目。頻発とまではいかないまでもそれなりに地震が起きていることから今回のM4.0・震度2という規模に照らせば珍しいとは言えない今回の地震であったが、「日向灘」という南海トラフ関連震源として知られる場所であるだけに、注目を集めているようだ。

震度7を記録した平成30年北海道胆振東部地震(関連記事)以降、小規模ながら南海トラフに関連する震源での有感地震が相次いでいる。09月10日にも三重県中部でM3.2・震度2が発生したばかりである(関連記事)。

和歌山県北部・南部や瀬戸内海中部、それに今回の日向灘など連日のように南海トラフ関連震源が揺れているのだ。

09月06日 M2.7 震度1 和歌山県北部
09月06日 M3.2 震度2 島根県西部
09月07日 M3.1 震度1 瀬戸内海中部
09月08日 M2.3 震度1 和歌山県南部
09月08日 M2.7 震度1 和歌山県北部
09月10日 M3.2 震度2 三重県中部
09月11日 M4.0 震度2 日向灘

今回の日向灘M4.0を捉えるに当たってはまず、胆振地方中東部におけるM6.7・震度7をきっかけに南海トラフが軋んでいる可能性を把握しておく必要がある。

日向灘について知っておくべき2点

日向灘という震源についてだが、2つの点から知っておくべき点がある。まず日向灘ではこれまで、定期的にM7以上の大地震が起きてきたことだ。

1931年11月02日 M7.1 日向灘
1941年11月19日 M7.2 日向灘
1961年02月27日 M7.0 日向灘
1968年04月01日 M7.5 日向灘
1984年08月07日 M7.1 日向灘

ここで注目すべきはその間隔である。「10年」「20年」「07年」「16年」と、およそ10~20年おきに発生してきた日向灘におけるM7以上大地震が、1984年以降既に34年に渡り起きておらず、切迫している可能性があるためだ。

30年地震発生予測ではM7.6前後の「日向灘プレート間地震」について10%程度とされている一方で、M7.1前後と考えられている「日向灘プレート間のひとまわり小さいプレート間地震」については70~80%と非常に高い確率が示されていることからも明らかだろう。

2つ目の点として知っておきたいのが、日向灘で大地震が発生した場合、南海トラフ巨大地震の発生を早める恐れがあることだ。

これは2016年04月03日のNHK「巨大災害 MEGA DISASTER II 日本に迫る脅威 地震列島 見えてきた新たなリスク」において、シミュレートの結果、日向灘でM7.5の大地震が発生すると、南海トラフ巨大地震が通常の半分の間隔で起きるケースがある、と指摘されていたことから。

日向灘における大地震が南海トラフ巨大地震の引き金という意味合いを持つ場合があるという点からも、日向灘での地震に関心が集まるのも当然と言えるだろう。

前回の南海トラフ巨大地震から70年が経過した現在、100年~150年に一度とされる間隔のちょうど半分に当たる時期を迎えており、日向灘の動向から目を離すことは出来ない。

今後南海トラフで震度5強以上の可能性も

次に今回の震源位置「北緯32.1度/東経131.9度・深さ約20km」について見てみよう。気象庁の震度データベースによると、深さまで含めごく近い場所で発生した地震は4回。

このうち、1931年11月04日のM4.3・震度1についてはその2日前に日向灘でM7.1が起きていたことから余震としての意味合いが強いため除外、残りの3例についてその後の国内発震状況について追跡してみると、いずれのケースでも南海トラフ関連における震度5強以上の地震に繋がっていたことがわかった。

2015年01月30日に日向灘でM3.0・震度1が発生すると1週間後に徳島県南部でM5.0・震度5強。また2015年06月11日の日向灘M3.1・震度1では1ヶ月後の07月13日に大分県南部でM5.7・震度5強。

そして2000年09月のケースでは09月15日に日向灘でM3.9・震度1の揺れが起きてから3週間後の10月06日にM7.3・震度6強の鳥取県西部地震が発生していたのである。

これらから、南海トラフ関連における強い地震への注意レベルを高めておくべきと言えるだろう。
 


 

※画像は気象庁より。


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