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2018年09月15日沖縄本島近海でM4.5以上地震が10回も、群発で知っておきたい2つの点

2018/09/16

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09月15日の09:08にM5.4・震度2の地震を引き起こした沖縄本島近海が午後にかけて群発地震化しており、無感地震まで含めると18時までにM4.5以上が10回も発生する展開となっている。

09月15日にM4.5以上が10回も発生

有感地震としては09:08のM5.4・震度2、13:40のM5.5・震度1、そして17:05のM5.8・震度1の3回だが、USGSによると無感地震を含めこれだけの地震が相次いでいるのである。

09月15日09:08 M5.6 沖縄本島近海
09月15日10:48 M4.8 沖縄本島近海
09月15日13:14 M4.9 沖縄本島近海
09月15日13:40 M5.5 沖縄本島近海
09月15日13:52 M4.9 沖縄本島近海
09月15日13:54 M4.9 沖縄本島近海
09月15日14:38 M4.8 沖縄本島近海
09月15日17:05 M5.6 沖縄本島近海
09月15日17:19 M4.9 沖縄本島近海
09月15日17:32 M5.1 沖縄本島近海

過去約90年間、沖縄本島近海で同一日にM5以上の地震が複数回発生したのは1997年04月11日の2回と2008年04月18日の2回、そして2010年02月27日と02月28日に計5回の地震が起きた際の合計3例のみであり、2010年のケースは02月27日の沖縄本島近海M7.2・震度5弱の大地震による余震と位置付けられることから、今回のように同規模の地震が10回も観測される状況は非常に珍しい。

09:08のM5.4・震度2について扱った際に、沖縄本島近海における地震がその後南海トラフ方面に影響を及ぼしていた事例について触れたことから(関連記事)、今回は沖縄本島近海自体における大地震に関連する情報について紹介しておくこととする。

見つかったばかりの固着域と「Xランク」

沖縄本島近海では08月に「巨大地震、沖縄でも可能性」として沖縄本島の南沖に存在する固着域が発見されたと報じられたばかりである点がまず注目される。

これは琉球大学や名古屋大学大学院の研究グループが沖縄本島南方の琉球海溝沿いに海溝型の巨大地震を引き起こすプレート間の固着域が存在していることを発見したというもの。

同海域に設置した機器により10年間に渡って地殻変動を観測した結果で、問題の固着域は少なくとも長さ約130km、幅が最大で約60kmとされていることから、1791年のM8クラス海溝型巨大地震に匹敵する地震の発生が懸念されている。

09月15日に複数回のM5・M6クラスを引き起こしている震源域はこの時に指摘された固着域の北側に当たる場所であり、今回の群発地震が固着域に与える影響については不明だが、地震調査研究推進本部が07月に発表した「長期評価の広報資料の改善について」において、今回の震源域や問題の固着域も「南西諸島海溝」として長期評価に含まれており、そこでは「Xランク:地震発生確率が不明」とされていることから強い地震が直近で起きる可能性も否定されているとは言えないのだ。

南海トラフと連動した超東海地震

琉球海溝について次に知っておきたいのが、南海トラフと連動し全長1,000キロにも及ぶ断層が連動して破壊されることで超巨大地震が発生する可能性があるとされている点である。

2016年10月には週刊実話が南海トラフ巨大地震に関連した記事の中で、東海地震単発の3倍の地殻変動をもたらすタイプの地震が5,000年間で3回起きていることが判明していると指摘、「これらが重なる1000年に一度の超巨大地震が、次の南海トラフ地震との見方もあるのです」と紹介していた。

この超巨大地震については、Wikipediaの「東海地震」の項目においても「超東海地震」として言及されており、そこではこのように説明されているのだ。

「産業技術総合研究所活断層研究センターおよび北海道大学の研究グループが行った浜岡原子力発電所付近のボーリング調査の結果から推定されたもので、このような地震は少なくとも過去5000年間に3回起きており、2400年前の地震の後にも年代は特定できないが同様の地震がもう一度あったと見られている。」

「超東海地震」については2018年に入ってからもメディアで取り上げられている。2018年04月に日刊ゲンダイが愛知県で相次いだ地震を扱った際に、「スーパー南海地震」という言葉を用いた専門家の言葉として「極めて近い将来、東海―東南海―南海―琉球列島―台湾―フィリピンの広域で、一度にあるいは間欠的に巨大地震が発生する可能性があります」と指摘していたのである(関連記事)。
 


 

※画像はUSGSより。
関連URL:【沖縄タイムス】巨大地震、沖縄でも可能性 本島南沖にプレート間「固着域」 琉大など発見 【地震本部】長期評価の広報資料の改善について(PDF) 【週刊実話】警鐘! M9クラス「南海トラフ地震」の超巨大津波が日本を呑み込む


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