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2018年09月17日フィジー南方でM6.5、その後東北でのM6クラス事例多数で東日本大震災前にも


 
2018年09月17日の日本時間06:11にフィジーの南方でM6.5の強い地震が発生した。過去1ヶ月間にM8クラスが2度も起きているフィジーだが、それらとは異なる今回の震源付近ではその後東北地方太平洋側における強い地震に繋がっていく傾向があり、中には東日本大震災など2度の大地震が含まれていた。

世界でM6.5以上の地震が観測されたのは09月10日にソロモン諸島でM6.5ニュージーランドでM6.9と相次いで以来1週間ぶりである。

南太平洋では08月下旬以降、強い地震が続いており、フィジーでも08月19日のM8.2とM6.8、09月07日のM7.9と過去1ヶ月以内にM8クラスが2度も起きているが、今回の地震は震源の位置がこれらとは多少異なっている。

2度のM8クラスなど3回のM6.5以上がフィジー諸島の東側で発生していたのに対して、今回の地震はフィジー諸島の南側に当たる場所で起きたのだ。

今回の震源の深さは570kmと、08月19日のM8.2(600km)・M6.8(415km)、09月07日のM7.9(670km)と同様非常に深かったという点で共通してはいるが、震源の位置が異なっていることから、今回の震源付近で過去に記録されてきたM6.5以上とその後の日本国内発震状況を追跡してみた。

すると、今回同様、深さ500km以上で20世紀以降に起きてきた周辺のM6.5以上9例のうち8例でその後東北地方太平洋側におけるM6クラスが発生していたことがわかったのである。

直近の事例では2014年05月04日にフィジー南方でM6.6・深さ527kmの地震が起きると1ヶ月後の06月15日に岩手県内陸南部でM5.5・震度4、その翌日に茨城県沖と福島県沖でM5.6・震度3とM5.8・震度4が起きていた。

また最も古いケースでは1932年05月27日にフィジー南方深さ570kmでM7.6が観測されると1週間後に宮城県沖、岩手県沖、青森県沖でM5.5~M5.9の地震が相次いだ後、07月10日には三陸沖におけるM6.1・震度2という強い地震に繋がっていた。

他にもフィジー南方でのM6.5以上地震以降2ヶ月以内にM5.5以上のM6クラスが9例中8例で見つかったことから東北地方太平洋側での地震に注意、と言えるが、特に三陸沖については特筆すべき点がある。

9例中2例が三陸沖における大地震であったことで、1994年10月28日にフィジー南方深さ518kmでM6.7の地震が起きるとその2ヶ月後、12月28日にM7.6・震度6弱の三陸はるか沖地震が、また2011年の東日本大震災の前にもフィジー南方では02月21日にM6.5の地震が深さ558kmの地点で発生していたのである。
 
※画像はUSGSより。