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2018年09月17日空知地方中部で3年7ヶ月ぶりの地震、平成30年北海道胆振東部地震の北側で


 
2018年09月17日の23:42に空知地方中部でM3.5・震度2の地震が発生した。同震源における有感地震は3年7ヶ月ぶりであったことから、平成30年北海道胆振東部地震直後のタイミングで起きた今回の地震が今後どのような影響を与えるのか注目される。

空知地方中部で3年7ヶ月ぶりの地震

この地震で注目されるのは空知地方中部における有感地震が2015年02月11日のM2.1・震度1以来3年7ヶ月ぶりである点である。

空知地方中部ではこれまでに27回の有感地震が観測されてきたが、そのうちの半分以上となる15回は今回の震源の北側で発生していたとみられる1995年05月23日のM5.9・震度5の余震であったことから、今回の地震は非常に珍しい場所において起きたという点で関心を呼びそうだ。

特に09月06日の平成30年北海道胆振東部地震直後のタイミングであるだけに、関連の有無が取り沙汰されるだろう。

今回の震源は速報値によると「北緯43.5度/東経141.7度・深さ約10km」で、この場所ではこれまで有感地震は発生していない。

震源近くには石狩低地東縁断層帯の北側に伸びる当別断層が、そのすぐ東側には増毛山地東縁断層帯が走っている。

今回の地震はこれらの断層に関係している可能性があるが、当別断層は30年以内にM7.0程度の地震が「ほぼ0%~2%」の確率で、また増毛山地東縁断層帯ではM7.8程度の地震が「0,6%以下」の確率でそれぞれ発生すると予測されている。
 

空知地方中部と胆振地方中東部が揺れあっていた事例とその後

今回の空知地方中部M3.5・震度2の地震が平成30年北海道胆振東部地震と関連している可能性はあるのだろうか。

今後の動向を注視していく必要があるが、それでは過去に空知地方中部と胆振地方中東部が短期間の間に揺れあっていた事例はあるのか、あったとすればその後付近における強い地震に繋がっていたのだろうか、といった点が参考になりそうだ。

気象庁の震度データベースによれば胆振地方中東部で平成30年北海道胆振東部地震までに記録されていた有感地震の数は77回。また空知地方中部では前述の通り27回とどちらも少ないが、過去に1度だけ、短期間の間に揺れあっていた事例がある。

2012年12月15日に胆振地方中東部でM2.2・震度1が発生した11日後に空知地方中部でもM2.2・震度1が起きていたケースである。

この時、その後北海道でどのような地震が起きていたか追跡してみると、約1ヶ月後の2013年01月22日に北海道北西沖でM5.2・震度1、その2日後に根室半島南東沖でM5.2・震度4が発生した後に2013年02月02日十勝地方南部でM6.5・震度5強という地震が起きていた。

また空知地方中部で1995年05月23日にM5.9・震度5が観測された際にも、その2日後に北海道東方沖でM5.8が発生していた。

こうした点からは平成30年北海道胆振東部地震との関係を注視していくだけでなく、内陸部を含む北海道における地震活動についても見ていく必要があると言えそうだ。
 
※画像は気象庁より。