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2018年09月23日グアム島付近でM6.4地震、付近での類似事例とその後の国内発震状況は


 
2018年09月23日の日本時間14:52にグアム島付近でM6.4の地震が発生した。太平洋プレート側の浅い場所で起きた今回の地震だが、付近における類似の事例はその後日本国内にどのような揺れをもたらしていたのだろうか。

グアム島付近の浅い位置でM6.4

今回の震源より北側に位置する場所では08月29日にM6.4の地震が観測されていたが、この時は震源の深さが50km以上と比較的深い位置であり、これに対し今回の震源の深さは10kmと浅かった。

また今回の震源に近い場所では2018年02月12日にM6.0の地震が起きており、この時は震源の深さも10kmと今回同様であったが、今回の地震が太平洋プレート側であったのに対してこの時のM6.0はフィリピン海プレートであった点が異なっていた。

過去データからの傾向分析とその後については08月29日のM6.4の際には伊豆方面における影響に言及したところ、4日後の09月02日に小笠原諸島西方沖でM5.7・震度2が発生していた。

次に02月12日のM6.0の時には類似事例から2つの傾向がみられるとして「関東地方太平洋側に近い場所における強い地震」と「北海道方面での地震」を挙げていたが、12日後に福島県沖でM5.7・震度4が、3週間後に択捉島南東沖M5.5・震度1と千島列島M5.8・震度1がそれぞれ起きていた。
 

過去の類似事例における日本国内への影響は

では、08月29日のM6.4よりも浅い場所で、02月12日のM6.0とは異なる太平洋プレート側で発生した今回のM6.4において今後留意しておくべき傾向性はあるのだろうか。

20世紀以降、付近における深さ20km以下のM6.0以上地震という条件で過去の事例を抽出すると、02月12日のM6.0のようにフィリピン海プレート側で発生した地震の方が数が多く、今回と同じ太平洋プレート側で起きていた地震の数はそれほど多くなかったことがわかる。

これら太平洋プレート側で記録されてきた深さ20km以下・M6以上についてその後の日本国内発震状況を追跡したところ、やはり目立っていたのがマリアナ海溝、伊豆・小笠原海溝に沿った伊豆・小笠原における地震であった。

直近の例では2017年12月08日から09日にかけてミクロネシアで3回のM6以上が起きた際、その11日後に八丈島東方沖でM5.0・震度1、翌月にかけて父島近海でM5.3・震度2や小笠原諸島西方沖でM5.7・震度1が発生していた。

またその前は2010年07月10日にマリアナ諸島南方でM6.3が記録されていたが、3週間後に小笠原諸島西方沖でM5.2・震度1、2週間後に父島近海でM5.5・震度3。

他にも今回と類似の条件で発生した地震では10日後に新島・神津島近海M5.6・震度3、2週間後に鳥島近海M5.9・震度2など7例中6例で2ヶ月以内に伊豆・小笠原におけるM5以上が観測されていたのである。

該当しなかった残るひとつの事例は1931年01月29日のマリアナ諸島南方M7.2だが、この時は1ヶ月後に駿河湾でM5.3・震度3とM5.4・震度3が連発し、その2日後の1931年03月09日には三陸沖でM7.2・震度4という大地震が起きていた。
 
※画像はUSGSより。