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2018年09月24日三重県南東沖でM4.1、南海トラフへの影響と3日後に起きていた大地震とは


 
2018年09月23日の06:33に三重県南東沖でM4.1の地震が発生した。深さ300km以上の深発地震であったが、今回の震源付近における地震の南海トラフへの影響と過去に起きていた直後の大地震とは。

今回の地震は深さが371kmと非常に深かったため震度1以上は記録されておらず無感地震としての扱いになるが、白色で示した紀伊半島に近い北側の場所でも09月07日に同じ深さ371kmの地点でM4.1が起きていたばかりだけに、付近におけるその後の傾向については知っておいた方が良いだろう。

三重県南東沖は1944年12月07日の昭和東南海地震(M7.9)の震源として知られているだけに地震が起きると注目を集める場所だが、深さ300km以上の非常に深い位置では上記の通り20世紀以降、少なくない数のM4.0以上が発生してきた。

だが、今回の震源からごく近い範囲で起きてきた深さ300km以上の地震には、ある大地震の直前にも発生していたという特徴があるのだ。

まず最も近い場所で記録されてきた過去のM4以上11例について、その後南海トラフに関連した震源におけるM5以上が発生していたかどうか追跡してみると、全ての事例で2ヶ月以内にM5以上の地震が起きていたことがわかった。

直後に観測された例としては1974年03月、6日後に九州地方南東沖でM5.2・震度3。2002年のケースでは三重県南東沖が揺れてから1週間後に種子島近海でM5.2・震度2、その10日後に日向灘におけるM5.9・震度5弱に繋がっていた。

また、三重県南東沖の今回に近い位置での地震後に南海トラフ関連でM5以上が連発したこともあった。1984年12月04日の三重県南東沖M4.3から1ヶ月後、和歌山県北部でM5.8・震度4とM5.5・震度3が発生、それ以降も南大東島近海M5.3・震度1、日向灘M5.2・震度3、宮崎県北部山沿いM5.8・震度3と強い地震が相次いでいたのだ。

更にM6以上に繋がっていたケースも複数見つかっている。1983年には大分県北部でM6.6・震度4、2000年には種子島南東沖でM6.2・震度3、2003年の時は同じ三重県南東沖でM6.5・震度4、といった形であった。

だが、今回の震源に最も特徴的なのは、南海トラフ巨大地震前に多発する西日本における内陸直下型地震の直前にもすぐ近くで地震が起きていた点だろう。

1995年01月14日にM4.4の地震が起きると、その3日後である01月17日に阪神淡路大震災が発生していたのである。

こうした点から今回の震源付近での地震後には南海トラフ関連震源におけるM5以上に注意すべきであり、11回中4回ではM6以上に繋がり、M7以上になるケースもある、との認識を持っておくべきだろう。
 
※画像はUSGSより。