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2018年09月27日沖縄本島近海でまたM4.6の地震、中旬の群発震源域から離れた場所で


 
2018年09月27日の20:54に沖縄本島近海付近でM4.6の地震が発生した。沖縄本島近海では09月中旬以降M5クラスが多発しているが、今回の地震は震源の位置が多少異なっているという特徴があるようだ。

震度1以上が観測されなかったことから無感地震としての扱いとなるが、沖縄本島近海では09月15日以降、USGSによると22日までに16回ものM4.5以上地震を記録していただけに、今回のM4.6についても再びの群発地震に繋がっていくのかどうか、注視する必要があるだろう。

27日の20:54に発生したM4.6に関してはひとつ大きな特徴がある。震源の深さこそ10kmと09月15日以降続いてきた群発地震と共通してはいるものの、震源の位置が一連の地震群の震源域から北西に離れた場所で起きたという点だ(オレンジ色)。

09月中旬以降頻発している地震との関係性は今のところ不明だが、過去のデータでは南海トラフへの影響がそれほど見られなかったこれまでの地震群の震源域とは異なり、今回の震源のように西側で揺れた場合には、その後南海トラフにおける強い地震に繋がっていたケースも見られる。

今回の震源から北側で起きていた比較的強い2つの地震は1959年03月17日のM6.6とその翌日03月18日のM6.2であるが、この時、約10ヶ月後の1960年01月31日に和歌山県南方沖でM6.2・震度3の地震が起きていた。

10ヶ月後という比較的時間が経過してからの地震に触れたのには理由がある。水色で示した今回のM4.6から南側の地点で発生していたM6.5は1945年10月11日、つまり昭和南海地震の14ヶ月前だったからである。

更に今回の震源に比較的近い場所で起きていた地震を見ても、2006年05月のM4.9の1ヶ月後に大分県西部でM6.2・震度5弱や、2016年07月20日のM4.8から3ヶ月後に鳥取県中部M6.6・震度6弱など、南海トラフに関連するとされる内陸部におけるM6以上に繋がっていた。

沖縄本島近海については最近地震が相次いでいる震源域から南に位置する場所が固着域となっており巨大地震を引き起こす可能性が指摘されているが、同時に北側でも直近ではないにせよ南海トラフ関連震源における強い地震が続く可能性に留意しておくべきであると共に、何よりも09月中旬からの一連の群発とはずれた震源域における地震が発生したという点に着目し動向を見守っていくべきだろう。
 
※画像はUSGSより。