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宏観異常

2018年10月05日宮崎県にクジラが漂着、大隅半島東方沖M4.3地震発生の翌日に

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10月05日の午前、宮崎県宮崎市の海岸にクジラが漂着したと報じられている。最近のクジラ打ち上げの事例とその後に起きていた地震についてデータを挙げておく。

宮崎県宮崎市でクジラ漂着

これは朝日新聞が報じており、それによると10月05日午前、宮崎県宮崎市青島のビーチに体長約5mのクジラが漂着しているのが見つかったという。

まだ息があるとして地元住民らが海へ帰そうと努力しているというが、日向灘など南海トラフと関連の深い震源がある宮崎県である上に、ほど近い大隅半島東方沖では10月04日にM4.3の地震が発生したばかりであるだけに(関連記事)、今回のクジラ打ち上げの話題は注目を集めそうだ。

東日本大震災やニュージーランドのカンタベリー地震の直前に見られたクジラやイルカの大量打ち上げは地震と結び付けられ語られるケースが非常に多い。

また大量打ち上げ以外にも今回のような単独での漂着や湾内での目撃といった事例も地震との関連が囁かれる機会が少なくないが、これらと地震発生との間に科学的な因果関係は示されていない点に注意する必要があるだろう。

とは言え気になる現象ではあるだけに、ここでは2018年にメディアによって報じられたクジラの単独打ち上げ・漂着についてその後の発生地震と共に紹介しておくこととする。

最近の事例は

最も最近では09月22日に愛知県三河湾に体長8mのクジラの死骸が漂着したという例が挙げられ(関連記事)、関連は不明であるものの10月02日に伊勢湾や三重県南東沖、それに遠州灘のそれぞれ深さ300km以上という深発で最大M4.4の地震が4回相次いだ(関連記事)。

また07月下旬に根室市でセミクジラが打ち上げられた際には08月中旬にかけて青森県東方沖と北海道東方沖でM4.1~M4.6の地震が3回発生したという事例がある。

東北地方では他にも、05月下旬に青森県の八戸市でクジラの死骸が打ち上がると約1ヶ月後に青森県東方沖でM5.0、02月中旬の青森県階上町におけるクジラ打ち上げでも1ヶ月後に青森県東方沖でM4.9が起きるといったケースが見られていたが、これらは地震の規模や1ヶ月後というタイミングに照らすと、関係は薄いと考えるのが妥当だろう。

しかし、関連を疑わせるような例もあるのだ。08月上旬に釧路に近い北海道白糠町でクジラの死骸が打ち上げられるとその2週間後に青森県東方沖でM5.1・震度3が、08月上旬に神奈川県鎌倉市でのクジラ打ち上げでは5日後に駿河湾でM4.5・震度3が発生した事例。

03月下旬に静岡県の遠州灘にクジラが打ち上がった3日後に八丈島東方沖でM6.1・震度3といったケースや、イルカではあるものの05月上旬に千葉県で死骸が発見されてから10日後に千葉県東方沖でM5.3・震度4といった地震も起きていたからである。

今回クジラが打ち上がった九州地方の東側における事例としては2017年03月01日に大分県の沖合でザトウクジラが目撃されたことがあったが、この時には翌日、03月02日に日向灘でM5.2・震度4が発生していた。
 


 

※画像はGoogleMapより。
関連URL:【朝日新聞】宮崎の海岸に体長5mのクジラ漂着 懸命の救出続く


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