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国内地震 地震予測 発生地震

2018年10月07日小笠原諸島西方沖でM5.5地震、類似条件では小笠原で再度M6以上の可能性も

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10月07日の12:02に小笠原諸島西方沖でM5.5・震度1の地震が発生した。今回の地震は最近の事例から想定の範囲内であったが、付近で地震が起きるとその後再び小笠原でM6以上が起きる可能性もあるようだ。

予測されていた小笠原M5以上地震

小笠原諸島周辺では震度1未満の無感地震も少なくないが、小笠原諸島西方沖における有感地震としては09月02日のM5.6・震度2(関連記事)以来1ヶ月ぶりで、2018年としては今回が5回目。

2015年05月30日にはM8.1・震度5強という巨大地震も起きていた小笠原諸島西方沖であることから、今回の地震もそれほど珍しいとは言えないものの、小笠原におけるM5クラス発生の可能性についてはシグナルが出ていた。

09月28日にインド洋の三重会合点で3回の地震が発生した際に、その後の傾向を追跡したところ、過去の事例では8例中6例で「2週間以内に伊豆・小笠原海溝付近で地震が起きていた」と紹介していたのである(関連記事)。

また09月23日にグアム島付近でM6.4が発生した時にも、周辺における類似条件での地震事例から「目立っていたのがマリアナ海溝、伊豆・小笠原海溝に沿った伊豆・小笠原における地震だった」として、伊豆・小笠原M5以上への注意を呼びかけていた(関連記事)。

こうした流れの中で起きた今回の地震は想定の範囲内であったと言える。

小笠原で再びM6以上の可能性

では、今回の小笠原諸島西方沖M5.5の地震は今後どのような地域に影響を与え得るのだろうか。

今回の震源の深さについて気象庁は約410km、USGSでは422kmとしており、非常に深かったことがわかる。

20世紀以降、今回の震源付近では深さ300km以上のM4.5以上が数回確認されているが、それらについてその後の国内発震状況を追跡してみると、いくつかの傾向性が見られた。

今回の震源から近い場所で起きていた5つの事例では、5例中4例でその後2ヶ月以内にM6.5以上のいわゆるM7クラスの強い地震が起きており、更にそのうちの3例が小笠原におけるものであった。

1974年の事例では1ヶ月後に鳥島近海M7.3・震度4、1984年の際には3週間後に鳥島近海でM7.6・震度4、そして1998年のケースでは1.5ヶ月後に硫黄島近海でM6.5・震度2といった具合である。

鳥島近海では1980年にも小笠原での地震から9日後にM6.1・震度1を引き起こしていたことから、M6以上という意味では5例中4例でその後2ヶ月以内に小笠原で再びの地震が起きていた、ということになる。

そして、5例のうち最も今回の震源に近い場所で地震が発生していたのがこの1980年の事例であり、この時は他にも際立った地震が多数起きていたのだ。

小笠原でM5.3が観測された翌日には日向灘でM6.0、その6日後に三重県南東沖でM5.1、それから半月後には東海道南方沖でM5.2と南海トラフ関連震源が相次いで揺れていた他、小笠原M5.3から3週間後と4週間後には千島列島でM6.9、三陸沖でM7.0という規模の地震が発生していたのである。
 


 

※画像は気象庁より。


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