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2018年10月09日石狩低地東縁断層帯南部付近で2度の震度4、09月末からの震源位置の推移


 
2018年10月に入り強い地震が相次いでいる胆振地方中東部で10月08日夜と09日未明、再び震度4の地震が2回発生した。09月06日の平成30年北海道胆振東部地震以来減少傾向にあった強い地震だが、10月05日の震度5弱に続いて再び震度4が連発したことで今後の動向が懸念されている。

また震度4が2回、09月末から相次ぐ胆振地方中東部

これは10月08日の21:54にM4.4、10月09日の02:45にM4.2というそれぞれ震度4の地震が起きたもので、Hi-netの速報値によれば2つの地震の震源はほぼ同じだったことがわかる。

10月08日21:53 北緯42.63度/東経141.97度・深さ31.5km
10月09日02:45 北緯42.62度/東経141.97度・深さ31.6km

09月06日の平成30年北海道胆振東部地震以降、胆振地方中東部で震度4以上が発生したのは今回が20回目と21回目だが、震度4以上の発生回数を見ると下記の通り09月末以降増加に転じていることに加え、09月30日にはすぐ隣の日高地方西部でもM4.9・震度4が起きている他、本震直後以降初の震度5弱が10月05日に観測されたばかりであるなど、単なる余震であるとは断言できない状況になっている。

胆振地方中東部震度4以上の発生回数
09月06日~09月12日 15回
09月13日~09月19日 02回
09月20日~09月26日 00回
09月27日~10月03日 01回
10月04日~10月09日 03回(10月09日08:00まで)
 

09月末からの震度4以上地震、震源位置の推移は

こうした中で相次いだ今回の2度の震度4だが、震源の位置を詳しく見てみよう。

今回のほぼ同一位置だった2度のM4超え・震度4地震の震源を示したのが最右であり、左から平成30年北海道胆振東部地震本震、09月30日日高地方西部M4.9・震度4、10月01日胆振地方中東部M4.7・震度4、10月05日胆振地方中東部M5.2・震度5弱をそれぞれ表している。

最左:平成30年北海道胆振東部地震本震
中左:09月30日日高地方西部M4.9・震度4
真中:10月01日胆振地方中東部M4.7・震度4
中右:10月05日胆振地方中東部M5.2・震度5弱
最右:10月08日M4.4・震度4、10月09日M4.2・震度4

こうしてみると09月末以降の一連の強い地震が北側で起きた日高地方西部でのM4.9を除き海に近い石狩低地東縁断層帯南部との関連が疑われる場所で起きていることに加え、今回の地震が3日前の震度5弱からすぐ北にずれた位置で発生したことがわかる。

今後更に北側への波及が懸念されると共に、M7.7程度以上を引き起こす恐れがある石狩低地東縁断層帯南部における活動から暫くは目を離すべきではないと言えるだろう。
 
※画像は気象庁・Hi-netより。
関連URL:【Hi-net】2018年9月6日 平成30年北海道胆振東部地震