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2018年10月12日胆振地方中東部でまた震度4、これまでより浅い位置で活断層への影響に懸念も


 
2018年10月12日の09:14に胆振地方中東部で再び震度4の地震が発生した。今回の地震の規模はM4.6であった。胆振地方中東部では09月末以降、震度4を超える地震が相次いでいるが、今回の地震の震源位置はこれまでよりも浅かったという点で石狩低地東縁断層帯南部への影響に留意する必要がありそうだ。

10月08日夜と10月09日未明に震度4が相次いだ際に、胆振地方中東部では09月末以降、09月06日の本震以来とも言えるペースで震度4以上を記録する地震が増加している上に、10月05日にはM5.2とM5を超える規模の震度5弱までが起きていることから、今後の動向を注視すべきと指摘したばかりだった。

09月末以降、胆振地方中東部および日高地方西部で記録された震度4以上の震源位置をそれぞれ示したのが上の図であり、今回のM4.6は最も右側に配置されている。

最左:09月30日日高地方西部M4.9・震度4
中左:10月01日胆振地方中東部M4.7・震度4
真中:10月05日胆振地方中東部M5.2・震度5弱
中右:10月08日M4.4・震度4、10月09日M4.2・震度4
最右:10月12日M4.6・震度4

一連の震源域北側で起きていた10月01日のM4.7(中左)を除き、いずれも09月06日の平成30年北海道胆振東部地震の本震が刺激を与えるのではないかと懸念された石狩低地東縁断層帯南部に近い場所で発生していることに加え、特に今回の地震については要注意と言うべき点が2つあるようだ。

ひとつが09月末からの一連の震度4以上の中で最も南側で起きていること、そしてふたつ目が震源の深さがこれまでよりも浅かったことである。

気象庁が発表している09月30日以降の震度4以上の震源の深さはいずれも30kmを超えている。

09月30日 M4.9 日高地方西部(37km)
10月01日 M4.7 胆振地方中東部(35km)
10月05日 M5.2 胆振地方中東部(31km)
10月08日 M4.3 胆振地方中東部(32km)
10月09日 M4.3 胆振地方中東部(32km)

ところが、今回の地震はHi-netの速報値によると震源の深さは25.2kmと一連の地震より浅い場所で発生していた可能性があるのだ。

上記の図でも今回の地震(最右)を示している丸印が他の4つよりもオレンジ色に近く、浅い場所で起きていたことがわかるが、石狩低地東縁断層帯南部により近い場所でかつ浅い位置で発生した今回のM4.6・震度4によってM7.7程度以上を引き起こすとされる石狩低地東縁断層帯南部への警戒をより強める必要性が増した、と言えるだろう。

10月05日のM5.2・震度5弱が発生した際、気象庁も「今回発生した地震の周辺地域には、石狩低地東縁断層帯があることに留意してください」と述べている。
 
関連URL:【Hi-net】2018年9月6日 平成30年北海道胆振東部地震 【気象庁】「平成30年北海道胆振東部地震」について(第10報) ~平成30年10月5日08時58分頃の胆振地方中東部の地震について~