181012-010chibakenhokutobu

2018年10月12日千葉県北東部でM5.3・震度4、関東から東北M6・M7クラスに繋がる可能性


 
2018年10月12日の13:15に千葉県北東部でM5.3・震度4の地震が発生した。今回の地震についてはシグナルが出ていた点と、千葉県北東部での地震が関東から東北にかけてのM6・M7クラスに繋がっていく可能性がある点が特徴である。

シグナル出ていた千葉県での強い地震

日本国内でM5.0を超える地震が起きたのは10月07日の愛知県東部M5.0・震度4小笠原諸島西方沖M5.0・震度1以来5日ぶりで、震度4以上としては10月12日午前に発生した胆振地方中東部M4.6・震度4以来5時間ぶりという短さだった。

また千葉県北東部における有感地震としては09月24日のM3.8・震度2以来およそ半月ぶりで、M5.0以上としては05月17日のM5.3・震度4以来5ヶ月ぶり、震度4以上としては06月16日のM4.4・震度4以来4ヶ月ぶりのことであった。

千葉県における今回の地震についてはシグナルが出ていた。10月04日に千葉県東方沖でM4.6・震度4が発生した際、過去に近い条件で起きていた地震後には千葉や茨城における強い地震が見られていたとして、茨城県沖や茨城県南部と共に千葉県北東部についても注意を促していたばかりだったのである。

また06月16日に千葉県南部で5回の有感地震が相次いだ際にも、過去のデータから千葉県南部で1日に複数回の地震が連発した場合、3ヶ月後など一定の期間が経過した後に「千葉県における強い地震につながる傾向が見られる」と指摘していた。

こうした点からは、今回のM5.0を超える規模の地震は想定の範囲内だったと言える。
 

関東から東北でのM6、M7クラスに繋がる恐れ

では千葉県北東部における今回の地震で、次はどのような揺れに備えておく必要があるのだろうか。

まず今回の震源位置「北緯35.7度/東経140.7度・深さ50km」の地点はこれまでにそれほど揺れたことのない場所であった。北緯35.7度、北緯35.6度といった震源ではこれまでに有感地震が観測されていないのである。

従って同一の震源位置から今後の傾向を読み解くのは困難だが、千葉県北東部における強い地震についてはある特徴が見られるのだ。

それは千葉県北東部でM5.0を超える地震の後、関東から東北地方にかけての太平洋側で強い地震が目立つというもの。

千葉県北東部では東日本大震災以降11回のM5.0以上を記録しているが、強い地震が多発した震災直後から2012年までを除く過去5回のケースいずれでもその後M6クラス以上が起きていたのである。

直近の事例では2018年05月17日に千葉県北東部でM5.3・震度4が発生すると07月07日に千葉県東方沖M6.0・震度5弱。

その前は2017年02月19日のM5.4・震度4だったがこの時はわずか9日後に福島県沖でM5.7・震度5弱が観測されていた。

2016年07月19日の千葉県北東部M5.2・震度4では翌日茨城県南部でM5.0・震度4、1週間後に今度は茨城県北部でM5.4・震度5弱、といった具合である。

M7クラスの前に起きていたこともある。2015年01月26日に千葉県北東部でM5.0・震度4が発生すると02月17日に三陸沖でM6.9・震度4、更に2016年10月20日に千葉県北東部でM5.3・震度4が起きたケースでは翌月11月22日に福島県沖でM7.4・震度5弱、12月28日の茨城県北部M6.3・震度6弱へと続いていったのである。

これらの事例からは、関東から東北にかけての太平洋側でM6~M7クラスに繋がっていく可能性を視野に入れておくべきだろう。
 
※画像は気象庁より。