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2018年10月13日伊豆・小笠原に繋がるオホーツク海南部でM5.0の深発地震が発生


 
2018年10月13日の06:39にオホーツク海南部でM5.0の地震が発生、青森県で震度1が観測されるなど異常震域の要素を含む揺れであったが、オホーツク海南部における地震はその後伊豆・小笠原での地震に繋がる恐れがある点に注意が必要だ。

オホーツク海南部で380kmの深発地震

今回、オホーツク海南部で発生した地震は震源の深さが380kmと非常に深かったことも青森県で震度1を観測した要因と見られるが、オホーツク海南部での地震が日本国内で震度1以上を記録するケースはそれほど多くない。

2018年こそ今回で3回目となるが、2015年・2016年・2017年にはそれぞれ1回ずつしかなく、それ以前も2014年0回、2013年2回、2012年1回と年に1~2回程度の頻度である。

だが、オホーツク海南部の深さ300km以上で起きた地震はその後伊豆や小笠原における強い地震に繋がっていく傾向がある点に注意が必要だ。
 

オホーツク海南部深発地震と伊豆・小笠原の関係

オホーツク海南部での地震が伊豆・小笠原方面に波及する可能性があることについては2016年07月23日に深さ420kmでM5.8が発生した際にも紹介していたが、この時もその後08月に父島近海M5.3、鳥島近海M5.8、鳥島近海M6.1と続いた後、09月に鳥島近海M6.5、関東東方沖M6.7と強い地震が相次いでいた。

今回の地震は2016年07月23日のM5.8からほど近い場所で同じように300km以上という深い震源で発生したが、20世紀以降、今回の震源付近で起きてきたM5以上の地震6例についてその後2ヶ月以内の国内発震状況を追跡してみると、やはり伊豆・小笠原方面でのM5台やM6台、中にはM7.0を超える大地震まで記録されていたことがわかった。

1976年には1ヶ月後に小笠原諸島西方沖でM6.6、1999年の際には1ヶ月後に関東東方沖M6.3が起きると新島・神津島近海M5.1・震度5弱やM5.2・震度4へと続いていった。

2006年12月の時にも1ヶ月後に小笠原諸島西方沖M5.5、静岡県伊豆地方M5.8とM6クラスに繋がっていた。

またオホーツク海南部で地震が発生してから数時間後というタイミングで伊豆・小笠原が揺れていたケースもある。1984年04月24日の06:40にオホーツク海南部でM6.5が起きると、その約7時間後の13:11に鳥島近海でM6.2が発生していたのだ。

そしてM7クラスに結びついていたのが上記で触れた1976年以外にも2006年の鳥島近海M6.8と2010年の事例であった。

2010年11月03日にオホーツク海南部でM5.5が起きると11月30日に小笠原諸島西方沖でM7.1、12月22日には父島近海でM7.8という大地震に繋がっていったのである。

オホーツク海南部から伊豆・小笠原への流れは直近の事例にも当てはまっている。2018年にこれまで観測された、日本国内で有感地震化したオホーツク海南部における07月02日のM5.6と08月02日のM4.4もそれぞれ震源の深さは300kmを超えていたが、08月17日には硫黄島近海でM6.6の強い地震が起きていたからである。
 
※画像はUSGSより。