181013-010 Kamchatka

2018年10月13日カムチャッカ半島付近でM6.7、付近での地震が日本海側M6以上に結びつく事例も

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10月13日の日本時間20:10にカムチャッカ半島の西側でM6.7の強い地震が発生した。最近強い地震が相次いでいるカムチャッカから千島列島だが、今回の震源付近でこれまでに起きてきた地震では、その後どのような揺れに繋がっていたのだろうか。

強い地震続くカムチャッカや千島列島

今回のカムチャッカ半島付近M6.7は日本国内でも北海道で震度2の揺れをもたらしたが、千島列島を含むカムチャッカ半島から北海道に至る一帯では最近、強い地震が頻発している。

10月13日の朝にはオホーツク海南部でM5.0が発生したばかりであった他(関連記事)、千島列島北部でも10月09日にM6.0(関連記事)、10月11日にもM6.5(関連記事)をはじめM5.0を超える規模の地震が相次いでいるのだ。

しかし一連の地震の中で今回の震源の深さである470kmと同様、深さ300kmを超える深発で起きていた地震は10月13日のオホーツク海南部M5.0の380kmのみである。

浅い位置で数多く発生している千島列島北部ではその後北海道やオホーツク海といった場所での強い地震に繋がる傾向があったと紹介したが、一方で今回同様の深発地震であったオホーツク海南部に関しては伊豆や小笠原での地震に結びついていく可能性があると指摘している。

では、最近続発しているカムチャッカ半島から千島列島に至る多数の地震の中で最も北側で起きたと言える今回の震源付近が揺れた場合には、その後どのような地震に繋がる例が多かったのだろうか。

M7クラスと日本海側に注意

カムチャッカ半島の西側では2013年05月24日にM8.3を記録するなど大地震、巨大地震もこれまでに観測されてきたが、今回同様深さ300km以上の深発地震のうち、震源が近かった7つの事例についてその後2ヶ月間の国内発震状況を追跡したところ、やはり千島海溝から日本海溝にかけての一帯におけるM5以上の地震が目立っていた。

日本海溝沿いの東北地方太平洋側では地震の数自体が多いためここでひとつひとつについて言及はしないが、それ以外にも特徴が見られていたので過去データとして紹介しておくこととする。

カムチャッカ半島西側で起きたM6以上・深さ300km以上で今回の震源から近い場所で発生した地震7例のうち、その後2ヶ月以内にM6.5以上のいわゆるM7クラスに繋がっていたケースが3件みられた。

2008年の事例で7週間後に千島列島東方でM7.4・震度2が起きていた他、1964年には6週間後に秋田県沖でM6.9・震度4、翌日青森県西方沖でM6.5・震度3、それから1ヶ月後にはM7.5の新潟地震が発生。

更に2008年の際には2週間後に福島県沖でM6.9・震度4が起きた後、その5日後に岩手県沿岸北部でM6.8・震度6弱と続き翌月には十勝沖でM7.1・震度5弱という大地震が起きていたのである。

そしてもうひとつの特徴は同じく7例中3例で日本海側におけるM6以上に繋がっていたという点が挙げられる。

2008年に秋田県沖や青森県西方沖が揺れた事例は上記の通りだが、他にも1970年のケースではカムチャッカ半島付近から5週間後に秋田県内陸南部でM6.2・震度5、また2009年の例でも2週間後に日本海北部でM6.1・震度2という地震が発生していたのである。

M7クラスと日本海側に注意、と言ってよいだろう。
 

※画像はUSGSより。


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