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2018年10月15日栃木県北部でM3.7の地震が発生、同震源で震度4以上は4年ぶり


 
10月15日の16:10に栃木県北部でM3.7・震度4の地震が発生した。M4以下の規模で震度4以上を観測するという比較的珍しい地震で、栃木県北部における震度4としても約4年ぶりであった。

栃木県北部では10月13日にもM1.9・震度1の地震が起きたばかりで、2018年に入ってから今回が10回目の有感地震であった。

前回、栃木県北部で震度4以上を観測したのは2014年09月04日のM4.5・震度4であったことから、揺れの大きさという意味では今回約4年ぶりの強い揺れが栃木県北部で発生したと言えそうだ。

今回の地震はM4に満たないマグニチュードであったにも関わらず震度4を引き起こしたという点で特徴的であったが、同様のケースは日本全国でも年に2~3回程度しかみられず、前回は05月06日の熊本県熊本地方M3.9・震度4で、2017年には熊本県熊本地方の他、秋田県内陸南部と鹿児島湾でも見られていた。

次に今回の震源位置についてだが群馬県との県境付近で発生した今回の震源付近には目立った活断層こそないものの、東側には内ノ籠断層が、西側には片品川左岸断層がそれぞれ走っている。

内ノ籠断層はM6.6程度の地震が確率不明で、また片倉川左岸断層はM6.7程度の地震が0.4%~0.6%の確率でそれぞれ30年以内に発生する可能性があるとされているが、今回の震源とそれほど近接しているというわけではないことから関連は不明。

一方、今回の震源から近い場所でこれまでに起きてきた地震について調べてみると、過去90年で数回、いずれも浅い場所で有感地震が記録されていた。

中には2013年02月25日のようにM6.3の規模の地震が深さ3kmで発生し震度5強を観測した、といった事例もあることから、一層強い地震が起きる場合もあるとの認識は持っておくべきだろう。

最後に今回の震源付近で起きていた地震の後、どのような地震に繋がっていたのかについて過去の5つの事例について追跡したところ、1ヶ月以内に大地震が発生していたケースが2つ確認された。

2009年01月08日に栃木県北部が揺れた後、8日後に千島列島東宝でM7.4が起きていた例と1994年12月02日の栃木県北部での揺れから26日後にM7.6・震度6の三陸はるか沖地震が記録されていた例だ。

他には5例中3例で1ヶ月以内に南海トラフ関連の震源でM5以上が発生していた点が目立つ。2001年には3日後に静岡県中部でM5.3・震度5強、それから3週間後に三重県南東沖M5.1・震度1、更に2日後に豊後水道M5.8・震度4。

2013年のケースでは2週間後に日向灘M5.2・震度3、そして直近の事例である2018年02月04日に栃木県北部でM2.7・震度2が起きると2週間後の02月19日に豊後水道でM5.0・震度4が起きていたというものである。

大地震に繋がっていたのが5例中2例、南海トラフM5以上が5例中3例ということでそれほど顕著な傾向性とまでは言えないが、一応知っておくと良いだろう。
 
※画像は気象庁より。