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2018年10月17日三重県中部で地震、前回は翌日日向灘・前々回は11日後に大阪府北部震度6弱

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10月17日の08:55に三重県中部でM3.4・震度3の地震が発生した。三重県中部はそれほど有感地震の多い震源とは言えないが2018年に入り今回が3回目。過去の地震後に起きていた南海トラフ関連震源における地震とは。

南海トラフ関連の軋みからの地震は前回と同様

三重県中部で有感地震が観測されたのは09月10日のM3.3・震度2以来5週間ぶりで、06月07日のM2.6・震度1と合わせ2018年としては今回が3回目。

だが、その前はと言えば2017年01月04日まで約1年半遡る必要があることから、比較的珍しい場所における地震だったと言えそうだ。

その場所柄から南海トラフへの影響が気になる震源である三重県中部だが、前回揺れた09月10日のM3.3の際に紹介していたように、今回も数日前から南海トラフと関わりの深い震源で小規模な地震が目立っていた。

前回09月10日のM3.3の時には5日前から和歌山県北部・南部など島根県西部、瀬戸内海中部で震度1~2の地震が続いていたのに対し、今回も数日前からこれだけの地震が起きていたのである。

10月10日 M2.8 震度2 鳥取県中部
10月11日 M2.5 震度1 愛知県東部
10月11日 M2.9 震度2 和歌山県北部
10月11日 M3.2 震度3 和歌山県北部
10月13日 M2.5 震度1 伊勢湾
10月15日 M2.9 震度2 高知県西部
10月16日 M2.7 震度1 京都府南部
10月17日 M2.5 震度1 京都府南部

南海トラフ関連の震源が軋みを見せる中で起きた三重県中部での地震だった、という特徴は前回同様と言って良いだろう。

大阪府北部震度6弱の11日前にも

では、こうした南海トラフ関連震源における軋みによって三重県中部での地震後、どのような揺れが引き起こされたのだろうか。

まず前回09月10日の際だが、三重県中部M3.3・震度2の翌日、日向灘でM4.0・震度2とそれまで見られなかったM4台の地震が発生、その後10月07日に愛知県東部M5.0・震度4(関連記事)に繋がっていった。

次に過去の類似事例ではその後どのような地震に結びついていたのかを見てみよう。前回の地震の際には速報値で類似条件を抽出し傾向を割り出したが、今回は気象庁の震度データベースを元に調べたところ、今回の震源にごく近い場所で深さも今回の30kmとほぼ同様だった事例は前回以外に2つ。

1953年07月20日に三重県中部でM4.1・震度1が起きた際には2日後に大分県南部でM4.5・震度1、その後07月30日に安芸灘M5.4・震度4と翌日の四国沖M5.4・震度2というM5.0を超える規模の大きな地震が連発していた。

そしてもうひとつの事例が2018年06月07日のM2.6・震度1であったが、この時は5日後に大隅半島東方沖でM5.6・震度4という地震が起きただけでなく、06月18日には大阪府北部でM6.1・震度6弱、06月26日にも広島県北部でM5.0・震度4、そして07月03日の日向灘M4.1・震度3といくつもの強い地震が発生していたのである。

こうした点に照らせば今回の三重県中部M3.4も今後南海トラフ関連震源における地震に注意が必要だろう。
 

※画像は気象庁より。


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