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2018年10月18日千葉県東方沖でM4.9地震、付近では6例中4例でその後東北M6クラスが発生

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10月18日の14:18に千葉県東方沖でM4.9・震度2の地震が発生した。今回の震源付近が揺れた場合、その後東北地方でM5、M6以上の地震が起きやすい傾向があるようだ。

千葉県東方沖でM4.9の地震

千葉県東方沖で有感地震が観測されたのは10月17日のM3.3・震度1以来1日ぶりで、2018年としては今回が45回目。最近では07月07日にM6.0・震度5弱(関連記事)という強い地震を起こしていた。

千葉県ではここ数日、小規模な地震が続いていた。10月17日の千葉県東方沖M3.3以外にも10月17日千葉県北西部M3.2・震度1、10月18日千葉県北東部M2.5・震度1といった地震が相次いでいたためだ。

震度1未満の無感地震も見られるなど活動活発化の兆しを見せていたことから、今回程度の地震が起き得る余地はあったと言えるが、それ以外にもシグナルは示されていた。

10月04日に千葉県東方沖でM4.6・震度4が発生した際、付近で起きてきた地震のその後を追跡したところ、直近で茨城や千葉におけるM5以上が目立っていたという特徴があったためだ(関連記事)。

また10月17日の父島近海M5.1においても、類似条件下で発生した地震ではその後「日本海溝の方向に影響を及ぼす可能性は否定出来ない」と指摘していた(関連記事)。

一方で今後も引き続き注意が必要だと考えられるシグナルも点灯している。10月12日に千葉県北東部でM5.3・震度4が起きた際、過去のデータからは「関東から東北でのM6・M7クラスに繋がる恐れ」という傾向が出ているためである(関連記事)。

その後揺れやすい東北地方、6例中4例でM6クラス

次に今回の千葉県東方沖M4.9の地震に近い条件で発生してきた地震がその後日本国内にどのような影響を与えてきたか見てみよう。

上記は東日本大震災以降、深さ約40kmだった今回と同じ50km以下で起きてきたM4.5以上の震源マッピングで、今回の地震はオレンジ色で示されている。

まず注目したいのが今回の震源から東側に、大きな空白域が存在している点である。東日本大震災から既に7年が経過した段階でM4.5以上が起きていない領域が動いた場合、規模が大きくなる可能性があるためである。

今回の震源付近で2011年03月11日以降に発生してきた地震6例についてその後の国内発震状況を調べてみると、やはり日本海溝に沿った東北地方側で強い地震に結びついていた事例が顕著だった。

6例中全てのケースでその後1ヶ月以内に東北地方における複数回のM5以上が起きていたのだ。中には2015年10月のように千葉県東方沖の6日後に福島県沖M5.3・震度4が発生していた例や2013年03月のようにわずか3日後に宮城県沖でM5.3・震度4が記録されていたなど直近で揺れる例もあった。

また6例中4例では1ヶ月以内に東北地方でのM6クラスという強い地震に繋がっていた。2013年03月の際には5日後に三陸沖M6.2・震度3が、2014年12月の時には16日後に福島県沖M6.0・震度4が、2016年11月のケースでは11日後に宮城県沖でM5.9・震度4が、そして直近の事例でもある2018年07月16日の千葉県東方沖M4.7・震度1でも15日後に福島県沖でM5.8・震度4がそれぞれ起きていたのである。

更に2016年11月22日にM7.4・震度5弱を観測した福島県沖のわずか3週間前にも千葉県東方沖の今回と近い場所で地震が起きていた。

こうした事例からは、東北地方太平洋側でのM5以上、M6以上への警戒が必要と言えるだろう。

今回の地震予測

1ヶ月以内に東北地方でM5・M6クラスの地震が発生する可能性。
 

※画像はUSGSより。


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