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2018年10月18日空知地方南部でM4.1・震度3、3年半ぶりの有感地震が胆振近くで発生

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10月18日の21:12に空知地方南部でM4.1・震度3の地震が発生した。空知地方南部は有感地震の数が非常に少ない震源だが、今回の地震に関しては10月01日の地震との兼ね合いから考える必要がありそうだ。

10月01日の震源と非常に近い場所で発生

空知地方南部で有感地震が観測されたのは2015年03月29日のM3.8・震度1以来3年半ぶりで、1923年以降の有感地震発生数は今回が19回目と極めて地震の少ない場所である。

深さ30kmだった今回の震源を示したのが上記右図だが、今回の地震については空知地方南部における久しぶりの地震、と考えるわけにもいかない理由がある。

というのも上記真ん中の図に見える10月01日の胆振地方中東部M4.7・震度4(関連記事)の震源と今回の空知地方南部の震源が非常に近いからである。

10月01日の胆振地方中東部M4.7・震度4の震源の深さは35kmであり、今回の空知地方南部の30kmとも似ていることから、10月01日の地震との兼ね合いから考えることが重要であり、滅多に地震が起きない空知地方南部が3年半ぶりに揺れた、と捉えるのは早計だろう。

気になる点としては今回の震源から非常に近かった10月01日の胆振地方中東部M4.7・震度4の4日後に胆振地方中東部の南側でM5.2・震度5弱という地震(関連記事)が起きていた点である。

10月01日 M4.7 震度4  胆振地方中東部(今回の震源に近い場所)
10月05日 M5.2 震度5弱 胆振地方中東部

09月30日にも日高地方西部でM4.9・震度4(関連記事)が発生するなど今回の震源付近が前回揺れた際にはその前後に強い地震が相次いでいたことから、今回はどうなるのか注目される。

09月17日、10月01日、今回3つの地震の震源位置

次に今回のM3.8の震源が「空知地方南部」とされていることから、09月に発生していた空知地方中部における地震との関連に目を留める人もいることだろう。

09月17日に空知地方中部でM3.5・震度2の地震が発生していたというものだが(関連記事)、当時、空知地方中部における有感地震が3年7ヶ月ぶりであったことから平成30年北海道胆振東部地震の影響が及んでいるのではないかとして警戒を強めていた。

この地震についてはその後、震央名が修正されており、現在は「石狩地方北部」におけるM3.6・震度2の地震だったと気象庁は発表している。

だが、石狩地方北部で有感地震が記録されてきたのは09月17日のM3.6を含め過去90年間にわずか4回。前回は2000年11月26日のM2.9・震度1と18年ぶりとなり、実は「空知地方中部」よりも珍しい場所で起きた地震だったと言えるのだ。

09月17日の地震が空知地方中部とされていたことから今回の空知地方南部との関連への関心が高まりそうだが、09月17日、10月01日そして今回の地震の震源の位置を整理すると上記の図の通りとなる。

左:09月17日 M3.6 震度2 石狩地方北部(6km)
中:10月01日 M4.7 震度4 胆振地方中東部(35km)
右:10月18日 M4.1 震度3 空知地方南部(30km)

当初空知地方中部とされ、その後石狩地方北部と修正された09月17日の地震は北側の離れた場所で起きていたのである。とは言え、18年ぶりの有感地震がこのタイミングで発生していたのは平成30年北海道胆振東部地震の影響である可能性が高く、北海道の広い範囲で地震への備えは必要と言えるだろう。
 

画像は気象庁・Hi-netより。
関連URL:【Hi-net】2018年9月6日 平成30年北海道胆振東部地震


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