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2018年10月24日与那国島近海で前日に続くM6.3の地震、M6超え連発後の傾向は

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10月24日の01:04に与那国島近海で前日に続くM6超え、M6.3の地震が発生した。今回の震源付近における過去の事例については前回紹介したが(2018年10月23日台湾に近い与那国島近海で2年4ヶ月ぶりのM6超え地震が発生、今後の傾向は)、与那国島近海でM6.0以上が連発した際には何らかの傾向性は見られるのだろうか。

M7.8が30年以内に30%の確率で発生の予測

10月23日13:35 M6.1 震度3 与那国島近海
10月24日01:04 M6.3 震度3 与那国島近海

2つの地震は上記図の通り震源位置が極めて近い上に、震源の深さも23日のM6.1が30km、24日のM6.3が20kmと似ていることからほぼ同種の地震であった可能性が高い。

2回目のM6.3が1回目のM6.1よりも強い規模で起きていることや、地震本部の30年予測によると与那国島周辺では今後30年以内にM7.8程度の地震が30%という確率で発生するとされていることから、与那国島周辺での更なる強い地震に対する警戒が広がりそうだ。

与那国島近海では1923年以降、M7.0を超える地震を3回記録してきた。1947年と1966年、そして2001年である。

1947年09月27日 M7.4 震度5 与那国島近海
1966年03月13日 M7.3 震度5 与那国島近海
2001年12月18日 M7.3 震度4 与那国島近海

最近では2015年04月20日にM6.8・震度4という強い地震が起きているが、M7.0以上という点では19年間隔、35年間隔という過去発生間隔が2001年以来すでに17年経過していることから、M7.0以上の大地震が発生しても不思議ではない、と言えよう。

与那国島近海M6以上連発後の特徴は

今回の震源位置における過去データの特徴については前日のM6.1の際に紹介した通り(2018年10月23日台湾に近い与那国島近海で2年4ヶ月ぶりのM6超え地震が発生、今後の傾向は)「2ヶ月以内に南海トラフから琉球海溝沿いでM5.0以上が多発」「過去の10例中5例で2ヶ月以内に日本で大地震」という2つの傾向が存在している。

そこで、与那国島近海でM6.0を超える規模の地震が今回同様短期間に続いた際にその後国内の発震状況はどのような経過を辿るのか、という点について見てみることにする。

与那国島近海で過去に発生したM6.0以上の地震は32回。うち、M6.0を超える規模が連発していたのは1983年06月下旬と2015年04月下旬の2回である。

後者については上記で触れた2015年04月20日のM6.8の余震という意味合いが強かったと見られるが2015年04月20日にM6.8を含めM6.4とM6.0が観測されていた。

また前者については1983年06月21日にM6.0・震度2、06月24日にM6.3・震度3の地震がそれぞれ起きていた。

これら2つの事例におけるその後2ヶ月間の国内発震状況を追跡してみると、10月23日のM6.1を扱った際に紹介した過去の10事例にはどちらも含まれていなかったにも関わらず、2ヶ月以内に国内M7.0大地震という共通の傾向を示していた。

1983年06月下旬 与那国島近海で2回のM6以上
1983年06月21日 M7.1 震度4  青森県西方沖

2015年04月20日 与那国島近海で3回のM6以上
2015年05月30日 M8.1 震度5強 小笠原諸島西方沖

1983年のケースは正確には06月21日の15:25に青森県西方沖でM7.1が発生してから8時間後の23:48に与那国島近海でM6.0という流れなのだが、同日中であることから与那国島近海における地震とその後の国内大地震の例に含めて良いだろう。

10月23日と24日の付近で起きた地震に関してはその場所からも、短期間にM6以上連発という展開からも日本国内でのM7.0以上大地震に繋がっていく可能性があると言えるのだ。
 

※画像はUSGSより。


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