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2018年10月26日宮城県沖で2年ぶりのM5.5超え地震、前回は10日後に福島県沖M7.4が発生


 
10月26日の03:36に宮城県沖でM5.7・震度4の地震が発生した。宮城県沖でM5.5を超える規模だったのは2年ぶりであったが、今回の震源からも近かった当時の地震ではその直後に日本国内でM7.0を超える大地震が起きていた。

シグナル出ていた東北M6クラス

日本国内でM5.5を超える規模の地震としては10月24日の与那国島近海M6.3・震度3以来2日ぶりで、東北地方におけるM5.5以上としては08月08日の三陸沖アウターライズM5.6・震度3以来2.5ヶ月ぶりであった。

また、宮城県沖において有感地震が観測されたのは10月23日のM4.7・震度3以来、震度4以上としては05月13日のM4.8・震度4以来約半年弱ぶりだが、宮城県沖でM5.5以上を記録した地震としては2016年11月12日のM5.9・震度4以来約2年ぶりであり、東日本大震災以降活発な余震活動が続いてきた東北地方としても今回の規模は比較的珍しい、ということが出来る。

だが、東北地方におけるM6クラスに対しては複数のシグナルも出ていた。10月18日の千葉県東方沖M4.9においては、過去の地震6例の全てで複数回のM5以上が東北地方で起きていた他、「6例中4例ではM6クラスに結びついていた」として1ヶ月以内にM6クラスが発生する可能性について紹介していた。

更に10月12日の千葉県北東部M5.3・震度4においても、過去のデータから「直近の5例いずれにおいてもその後関東・東北でのM6・M7クラスに繋がっていた」と指摘、強い地震への注意を喚起していたのである。

海外においても09月17日のフィジー南方M6.5の際、類似の過去事例から「9例中8例で東北地方太平洋側におけるM6クラスが起きていた」としていたなど今回の地震は想定の範囲内であったと言える。
 

今後の展開、気になるポイントは

では今回の宮城県沖M5.7・震度4による次の地震への影響はあるのだろうか。

上記は東日本大震災以降に発生してきたM5以上・深さ50km以下の震源をマッピングした図だが(今回の震源は深さ40km)、わずか7年間でこれだけの数に達していることから、今回の地震単発が次にどのような影響をもたらすのかを特定するのは困難だ。

宮城県沖自体にも09月08日の鳥島近海付近M4.5の際に「5例中2例で宮城県沖M7以上大地震が起きていた」として強い地震へのシグナルが点灯している状態だが、それ以外にも気になる点がある。

周辺の震源、特に福島県沖との関わりに着目しておく必要がありそうなのだ。というのも上記で触れた通り宮城県沖でM5.5を超える地震が観測されたのはおよそ2年ぶりで、前回は2016年11月12日であったが、この時の震源は上図の水色で示した通り今回から非常に近かった。

そして、その10日後には福島県沖でM7.4・震度5弱という大地震が起きていたことに加え、2013年10月26日に福島県沖でM7.1・震度4が発生した時にもわずか6日前に今回の震源から近い場所で宮城県沖M5.1・震度4というM5.0を超える規模の地震が発生していたからである。
 
※画像はUSGSより。