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2018年10月27日茨城県沖でM5.1、前日の宮城県沖に続き関東・東北で増える深さ40km台の地震

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10月27日の09:08に茨城県沖でM5.1・震度3の地震が発生した。前日の宮城県沖M5.7と同じ深さ40kmで起きた地震だったが、最近1週間同様の深度における地震が関東から東北にかけての太平洋側で目立っている。

深さ40km台の地震目立つ関東~東北

茨城県沖で有感地震が観測されたのは10月23日のM3.2・震度1以来4日ぶりで、M5以上としては09月05日のM5.5・震度4(2018年09月05日台風上陸通過後に今回も強い地震が発生、茨城県沖でM5.6・震度4)以来7週間ぶりとなる。

関東から東北にかけての太平洋側では前日26日にも宮城県沖でM5.7・震度4という強い地震が起きたばかりである他(2018年10月26日宮城県沖で2年ぶりのM5.5超え地震、前回は10日後に福島県沖M7.4が発生)、22日には福島県沖でM4.9・震度4(2018年10月22日福島県沖でM4.9・震度4、再び福島県沖でM5.0超える地震発生するケースも)、18日にも千葉県東方沖でM4.9が起きていたなど(2018年10月18日千葉県東方沖でM4.9地震、付近では6例中4例でその後東北M6クラスが発生)地震活動が目立っている。

特に深さ40km~50kmの範囲での地震が増加しており、今回の茨城県沖M5.1及び前日の宮城県沖M5.7も速報値で深さ40kmであると共に、過去1週間ではこれだけの該当地震が関東から東北にかけての一帯で発生しているのである。

10月21日 M4.8 震度2 53km 宮城県沖
10月21日 M4.4 震度3 47km 千葉県東方沖
10月22日 M3.0 震度1 51km 千葉県北東部
10月22日 M4.9 震度4 49km 福島県沖
10月23日 M3.6 震度1 48km 岩手県沖
10月23日 M4.6 震度3 46km 宮城県沖
10月24日 M3.1 震度1 42km 千葉県南東沖
10月26日 M5.7 震度4 40km 宮城県沖
10月27日 M5.1 震度3 40km 茨城県沖

M6以上が6年以上沈黙している茨城県沖

深さに続いて今回の地震を緯度・経度から見た場合の特徴についてだが、東日本大震災以降の空白域を確実に埋めて来たという印象を与えている。

上記は東日本大震災以降、深さ50km以下で発生してきたM5以上の震源マッピングだが、今回の地震が茨城県沖に見られていた空白域において起きたことがわかるだろう。

東日本大震災の震源域南北で発生し得ると言われるM8クラス最大余震の南側に該当する千葉や茨城では、大震災以降の空白域における動向を注視していくべきだが、特に茨城県沖では強い地震に警戒する必要性が高い。

地震本部は茨城県沖で起きる海溝型地震の30年予測としてM6.9~M7.6の規模が30年以内に70%程度の確率で、また茨城県沖で繰り返し発生するプレート間地震についてM6.7~M7.2の規模の地震が「90%程度もしくはそれ以上」という極めて高い確率で発生すると予測しているが、茨城県沖では既に6年以上、M6.0を超える地震が起きていないのだ。

茨城県沖で最後にM6.0以上が記録されたのは2012年02月14日のM6.0・震度3で、M6.5以上は東日本大震災直後だった2011年03月13日のM6.6・震度4以降発生していない。

1923年以後、79回のM6.0以上を観測してきた茨城県沖で10年近く間隔があいたケースは過去に4例存在しているが、そのうちの2回は久しぶりのM6.0以上がM7クラスに達していた。1982年のM7.0・震度4と1961年のM6.8・震度4である。

東日本大震災以降活発な活動を続けている太平洋側において、大震災直後から強い地震が沈黙している茨城県沖での地震には、特に注意を要すると言えるだろう。
 

※画像はUSGSより。


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