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2018年11月05日国後島付近で10月26日M5.5に続くM6.2地震が発生、今後留意すべき場所とは

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11月05日の04:26に国後島付近でM6.2・震度4の地震が発生した。国後島付近では10月26日にもM5.5の地震が起きたばかりであり、更に強い揺れが今回襲ったことで、今後への懸念が高まりそうだ。

北海道M6クラスにシグナルも

国後島付近では10月26日にM5.5・震度3を記録した後、27日にかけてM5.0、M4.6、M4.0と計4回の有感地震を観測していたが、1週間強が経過した11月05日にM6.2を始めとする3回の地震が早朝に発生、再び活発な活動を見せている。

2018年10月26日国後島付近でM5.4の地震、過去に殆ど発生履歴ない珍しい場所で

11月05日04:26 M6.2 震度4 国後島付近
11月05日04:43 M3.8 震度1 国後島付近
11月05日05:05 M3.9 震度1 国後島付近

前回、10月26日の際には速報値でM5.4と伝えられていたことから触れなかったが、北海道におけるM6クラスの地震発生についてはシグナルが出ていた。

10月09日に千島列島北部でM6.0が起きた際に類似の事例においてその後北海道から千島列島にかけて1ヶ月以内にM6以上が発生していたケースが5例中4例に及んでいた他、10月11日に千島列島北部で再び起きたM6.5についても、震源位置が近い場所で過去に記録されてきたM6以上地震3例全て、その後2ヶ月以内の北海道M6クラスに繋がっていたのである。

2018年10月09日千島列島北部でM6.0、北海道方面にもたらす影響とその後起きていた大地震とは
2018年10月11日千島列島北部でまたM6超え、前回より浅い震源でその後の国内発震の特徴は

こうしたシグナルから今回の地震は起き得る規模であったと言えるが、10月26日のM5.5から規模を増した形で今回のM6.2が発生したという点からだけでなく、過去の事例からも北海道における強い地震についてはもう暫くの間用心した方が良さそうだ。

というのも09月11日の千葉県南東沖M4.8の際、過去の事例によるとその後日本海溝や千島海溝沿いで強い地震が起きていたケースが見られるためで、2つの事例で千島列島M7.5や三陸沖M7.3といった大地震も発生していたためである。

2018年09月10日千葉県南東沖で震度4の地震、東日本大震災以降空白域だった相模トラフ寄りで

もうひとつの事例でも揺れていた宮城県沖

10月26日のM5.5の際に紹介したが、国後島付近の前回そして今回の震源に近い場所で過去に有感地震が起きていた例は非常に少ない。

前回、USGSのデータから2013年06月に発生していた1例程度と指摘していたが、今回、気象庁の震度データベースにもう1件、比較的近く今回同様震源の浅い場所で起きていた地震が確認できた。

1926年12月01日のM5.5・震度1で、その後どのような国内発震状況を示していたか追跡してみると、やはり前回紹介した2013年06月と似た傾向を示していたのである。

2013年06月の国後島付近における地震では「北海道から東北地方太平洋側での揺れが目立っていた」として中でも宮城県沖におけるM6.0・震度5強が発生していた点に触れたが、今回新たに紹介する1926年12月のケースでもやはり国後島付近の地震から1ヶ月強が経過した段階で、宮城県沖M6.3・震度4が起きていたのである。

国後島付近で10月26日と11月05日に発生したM5以上の地震からは、北海道だけでなく宮城県沖をはじめとする東北地方太平洋側についても注意した方が良いと言えそうだ。
 

※画像は気象庁より。


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