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伊豆でM4.7とM4.9、連発後に大地震発生していた事例も

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2018年11月10日の未明、03:08と03:19に伊豆で2度の地震が相次いだ。今回の震源付近に近い場所で連発していたケースでは、その後数ヶ月以内に国内でM7クラスが起きていた事例も複数見られている。

震源の位置は八丈島東方沖もしくは鳥島近海であったと見られ、震度1未満の無感地震としての扱いとなるが、2度の地震どちらもM4.5を超えるM5クラスであった。

11月10日03:08 M4.9 伊豆(深さ4.8km)
11月10日03:19 M4.7 伊豆(深さ10km)

鳥島近海では10月29日にM5.4・震度2が1年ぶりの有感地震として発生していたばかりだが(関連記事:2018年10月29日鳥島近海で1年ぶりの有感地震、東北地方での強い地震に繋がる傾向性ある場所で)、八丈島東方沖における有感地震としては03月25日のM5.8・震度3以降、約8ヶ月に渡り観測されていない。

とは言えM4.5を超える無感地震は比較的多く発生しており、10月01日にはM4.6、07月09日にもM4.7、05月06日にはM5.4といった規模で起きていたことから、今回もM5クラスであるとは言えそれほど珍しい地震だったとは言えないが、短時間の間に連発したという点に注目し過去の事例とその後の発震状況を追跡してみると、ある特徴が浮かび上がってくるのだ。

今回の震源付近で過去に深さ20km以下のM4.5以上が同日中に連発していた事例は6例。そのうち2015年05月10日の6回と05月16日の2回、それに2015年09月02日の2回と09月06日の2回について近い時期であることからひとつの例としてカウントし、計4例としてその後の地震を調べてみると、いずれのケースでも数ヶ月以内に日本列島付近でM7クラスの強い地震が起きていたのである。

2009年01月15日に今回の震源に近い条件でM4.7とM4.8が連発すると翌日千島列島東方M7.4。また2015年09月02日に2回・06日に2回続いた際には2ヶ月後の11月14日に薩摩半島西方沖でM7.1・震度4がそれぞれ発生していた。

更に2015年05月10日に6回、05月16日に2回の地震が連発していた事例ではまず05月13日に宮城県沖でM6.8・震度5強が起きた後、05月30日には小笠原諸島西方沖でM8.1・震度5強の巨大地震に繋がっていた。

そして最後の例は2011年01月06日にM4.7とM4.5の2度の地震が伊豆で連発した時のこと。その2ヶ月後に東日本大震災が発生していたことを説明する必要はないだろう。
 

※画像はU.S. Geological Surveyより。


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