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鳥取県でジンベエザメが迷い込み、過去の事例とその後

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2018年11月10日に鳥取県琴浦町の河口付近にジンベエザメが迷い込んだと新聞などメディアが相次いで報じている。ジンベエザメに関するいくつかの過去事例とその後の地震発生状況について。

ジンベエザメは体長約5mで琴浦町の勝田川河口から20mほど上流を泳いでいたといい、11月11日から沖合に戻す作業が行われる予定、とされている。クジラやイルカの打ち上げが注目を集めるだけに、今回のジンベエザメ迷い込みも話題になりそうだ。

ジンベエザメの打ち上げや迷い込みといった話題はあまり報じられたことがなく、これまでの事例としては「沖合で泳いでいるのが見つかった」「定置網に迷い込んだ」「定置網にかかった」といった形が多かった。

2015年08月07日には今回と同じ鳥取県の沖合でジンベエザメが定置網にかかる事例が伝えられたが、この時は「漁師を40年やっているがジンベエザメは初めて」というコメントや「日本海側での報告例は少ない」という専門家の指摘が紹介されていた。

また2018年07月01日には神奈川県小田原市の相模湾沖合でジンベエザメが泳いでいるのが見つかったという事例や、2018年08月21日に千葉県の館山沖でジンベエザメが定置網に迷い込むといったケースが確認されている。

では、こうした例の後、地震は起きていたのだろうか。まず2015年08月の鳥取県の事例ではその後目立った地震は発生していなかった。

一方、2018年07月01日の相模湾のケースでは6日後の07月07日に千葉県東方沖でM6.0・震度5弱が、また08月21日の千葉県館山沖のケースでは約2週間後の09月05日に茨城県沖でM5.5・震度4という規模の地震がそれぞれ起きていた。

これらの事例からジンベエザメと地震発生をすぐに結びつけるのは早計だが、今回の鳥取県の場合には2つの気になる特徴がある。ひとつが沖合での目撃や定置網による捕獲ではなく、川に迷い込んだというこれまでとは異なる行動であること。

そしてもう一つが鳥取県では11月10日の夜に鳥取県中部で有感地震が2度相次いでいることである。

11月10日21:41 M2.8 震度1 鳥取県中部
11月10日21:43 M2.4 震度1 鳥取県中部

今回、ジンベエザメが迷い込んだ琴浦町は鳥取県中部と鳥取県西部の境界に近い場所だが、鳥取県中部では10月にも4回の有感地震を観測するなど最近、地震活動が目立ち始めており、2016年10月21日にはM6.6・震度6弱の鳥取県中部地震を引き起こした震源として知られている。

鳥取県西部では06月26日に8ヶ月ぶりとなるM3.5・震度2が発生して以来、有感地震は観測されていないが、2000年10月06日の鳥取県西部地震(M7.3・震度6強)の震源である。
 



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