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千葉県南東沖でM4.3、3年4ヶ月ぶりの深さ100km以上地震


 
11月14日の13:09に千葉県南東沖でM4.3・震度2の地震が発生した。120kmと比較的深い震源における地震だったが、千葉県南東沖で深さ100kmを超える場所での有感地震としては3年ぶりとなる。

深さ100km以上で3年4ヶ月ぶりの有感地震

千葉県南東沖で有感地震が観測されたのは10月24日のM3.3・震度1以来3週間ぶりで2018年としては今回が9回目となる。

地震の規模を示すマグニチュードはM4.3と発表されているが、USGSではこの地震をM5.0としており、千葉県南東沖で震度4を記録した09月10日のM4.7以来だったと言えそうだ。

震源の位置は相模トラフの北側で1703年の元禄地震(M8.2)や1923年の関東大震災(M7.9)の震源からもほど近かったとみられるが、今回の地震は120kmと深い位置で発生していた点が特徴的である。

千葉県南東沖で100kmを超える深さで発生した地震が震度1以上を記録したのは2015年07月05日のM3.9・震度2(深さ113km)以来3年4ヶ月ぶりで、こうした点からは比較的珍しい地震だったと言えそうだが、では深さ100kmを超える今回の震源付近でこれまでに起きてきた地震のその後に何か共通点は見られるのだろうか。
 

目立つ三重県南東沖、遠州灘、伊勢湾の深発M5以上

千葉県南東沖で100kmを超える深さの有感地震は1923年以降今回を含め計20回発生してきたが、相模トラフの北側で起きていた地震のうち、今回の震源に比較的近い7回の事例についてその後2ヶ月の間に発生した地震について追跡してみると、ひとつ注目すべき特徴が見られた。

7回中5回で、南海トラフに関連する震源における深さ300kmを超えるM5以上が発生していたのだ。

5週間後に三重県南東沖M5.0(340km)、半月後に東海道南方沖M5.1(360km)・三重県南東沖M5.1(380km)、2週間後に伊勢湾M5.1(366km)といったケースの他、直近で起きていた事例もある。

8日後に東海道南方沖(358km)M5.3が観測された1953年09月や5日後に遠州灘M5.1(327km)が発生した1990年11月の例だ。

また7回中でこうした深発地震が起きなかった2回のうち1981年06月の事例では3週間後に豊後水道の深さ60km地点でM5.1・震度3が記録されていることから、これを含めれば7回中6回でおよそ1ヶ月の間に南海トラフ関連M5以上が発生していたということになる。

今回も同様の性格を持った地震が起きるのだろうか。
 
※画像は気象庁より。