2016年08月30日台風10号通過で地震発生にも十分な注意が必要か


 
2016年8月30日の昼過ぎから夕方にかけて東北地方に上陸する可能性のある台風10号だが、Uターンや初の東北上陸と変わった特徴が見られていることからこの台風が通過することによる地震の発生も懸念されているようだ。

台風の通過後に地震が起きやすいという説が取り沙汰される機会が増えているが、この説を補強する実績はつい数日前にも見られていた。8月21日夜に北海道に上陸した台風11号が通過した東北地方ではその直後にこれだけの地震が発生していたからである。

08月20日14:15 M5.3 震度2 三陸沖
08月20日18:01 M6.0 震度3 三陸沖
08月21日00:58 M5.9 震度3 三陸沖
08月21日01:10 M5.5 震度2 三陸沖
08月21日01:28 M5.2 震度1 三陸沖
08月21日21:49 M5.1 震度2 三陸沖
08月22日08:13 M5.2 震度2 三陸沖
08月22日15:11 M5.2 震度3 宮城県沖

台風10号は千葉県の南東沖から東日本大震災の震源域を抜け、更に6月16日に函館市で震度6弱を記録した内浦湾の近くをかすめるように進んでいくと見られており、これらの一帯が刺激されることによる発震には十分注意したほうが良いだろう。

特に千葉から茨城にかけての一帯では7月下旬に、そして東北では上記の通り8月後半にそれぞれ強い地震が相次いだばかりのタイミングであるため比較的地震につながりやすい状態と言ってよい。

そこに台風通過による気圧の上下や9月1日に新月となる月の影響が加わるとこれらがトリガーとなって強い地震が起きるようなことがあれば、台風の風雨・地震によって福島第一原発が受けるダメージも気になるところである。

史上初となる東北太平洋側からの台風上陸に直近発生していたM5以上の強い地震群の影響、それに迫る新月と、8月30日以降数日間は十分に警戒するに越したことはないだろう。