警固断層帯動くか北九州で大地震の可能性を専門家指摘、最近ではカブトガニ大量死も


 
2016年9月11日に西日本新聞が「警固断層活動の恐れ」とするタイトルの記事を公開している。

これは9月10日に福岡市で断層に詳しい専門家による防災講演会が開催された際に佐賀大学低平地沿岸海域研究センターの下山正一客員研究員がこう語っていたことを紹介したものである。

「(警固断層帯は)地震がいつ起きてもおかしくない状況。対策を急いでほしい」

警固断層は博多湾から福岡市中心部を経て筑紫野市まで約27kmに及ぶ活断層で、地震調査委員会によると活動周期は約3,100年から5,500年程度とされているが、前回の活動は3,400~4,300年前とされており、所謂活動満期に当たる状態だとして以前から注意喚起されてきた。

平成28年熊本地震の前にも3月に「昨年末から有感地震が続発している」とする専門家の指摘がメディアに取り上げられていたため、今回の警鐘もこれを引き継いだものと言えるが、4月に震度7を記録した熊本での地震が影響を与えている可能性も否定出来ず、これまでよりも強く警戒したほうがよいのは間違いないだろう。

不気味な現象も起きている。8月下旬に福岡県の曽根干潟でカブトガニの大量死が報じられたが、この時の報道によれば同様の現象は2004年以来だそうだ。そして、この2004年の翌年には福岡県西方沖地震(M7.0)が発生していた。

震度6弱を記録した地震とカブトガニ大量死の間に相関関係があるかどうかについては勿論不明だが、8月下旬の大量死が不気味であることは間違いない。

2016年6月には福岡県でリュウグウノツカイなどと同様、地震の前兆ではないかと囁かれるサケガシラが捕獲されていたことも合わせ、警固断層が近々揺れる恐れは十分にあると言えそうである。

警固断層が活動した場合に想定される最大マグニチュードはM7.2、そして警固断層を含む警固断層帯全体が同時に動いた場合にはM7.7、最大震度7にも達すると言われており、北九州に大きな被害が予想されている。