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愛知県東部付近でM4.8の無感地震が発生、注目のポイントは


 
2018年11月16日の08:56に愛知県東部付近でM4.8の地震が発生した。11月14日の千葉県南東沖M4.3と11月15日の日向灘・紀伊水道コンボの際にそれぞれ紹介していた条件に近い形で起きた地震となった。

震源が296.7km(Hi-net)と深かったため震度1以上は観測されておらず、無感地震としての扱いとなるが、M4.8という規模と震源の深さ、それに愛知県東部付近という位置が2つの点から注目される。

まず11月14日に千葉県南東沖で起きたM4.3・震度2の地震に関して過去の類似事例でその後「7回中5回で、南海トラフに関連する震源における深さ300kmを超えるM5以上が発生していた」と紹介していた点に近い形で発生した地震であること。

また11月15日の日向灘・紀伊水道のコンボ地震においても「1ヶ月以内の南海トラフM5以上の例が複数存在しており」と指摘していた点に近い地震であったことである。

更に日向灘と紀伊水道が前回コンボした10月06日の際に翌日M5.0を引き起こしていたのが愛知県東部であり、深さこそ前回は42kmと異なっているものの似た展開となっている印象を与えている。

前回の日向灘・紀伊水道コンボ後に発生した愛知県東部M5.0・震度4以降は震度4の地震こそ10月中に4回起きていたが南海トラフ方面で目立った動きはなかった。しかし11月02日には紀伊水道でM5.4・震度4を観測している。

千葉県南東沖後の南海トラフ関連深発M5以上として挙げた7例についてその後を追跡してみると共通する傾向性こそ見られなかったものの、約2ヶ月程度のうちに国内でM7クラスに繋がっていた事例が7例中3例であった。

1976年の際には1.5ヶ月後に小笠原諸島西方沖でM6.6・震度2、1953年は2.5ヶ月後にM7.4・震度5の房総沖地震、そして1982年の時は3週間後に茨城県沖M7.0・震度4がそれぞれ起きていたのである。
 
※画像はU.S. Geological Surveyより。