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東京湾で3ヶ月ぶりの有感地震、東京湾直下地震の震源付近で


 
2018年11月17日の15:10に東京湾でM2.9・震度1の地震が発生した。東京湾で有感地震が記録されたのは3ヶ月ぶり。2018年は既に8回目と例年より多いのが特徴である。

11月05日の奄美大島北東沖M5.0で言及されていた「東京湾」

東京湾で有感地震を観測したのは08月21日のM2.5・震度1以来3ヶ月ぶりで2018年としては今回が8回目。2017年が4回、2016年も4回であった点に照らせば、2018年は比較的有感地震が多発している年と言えそうだ。

東京湾における過去10年の有感地震発生数は多くの年で3~4回程度であったケースが多いが、いくつかの年で跳ね上がっていたのがわかる。

2008年 04回
2009年 04回
2010年 03回
2011年 34回
2012年 08回
2013年 04回
2014年 04回
2015年 14回
2016年 04回
2017年 04回
2018年 08回(11月17日16:00まで)

東日本大震災直後に震度1~3が急増した2011年以外に2012年の08回、2015年の14回が目立つが、これらの年にはそれぞれある特徴が見られた。東京湾で震度4以上の地震が記録されていたのだ。

2012年には02月と11月にM4.2・震度4とM4.8・震度4が、また2015年には09月にM5.2・震度5弱を観測していたのである。

この点に照らせば11月17日時点で既に08回の有感地震が発生している2018年も例外ではない。01月06日にM4.7・震度4が起きていたからだ。

とは言え気になる要素もある。今回の地震はM2.9と小規模であったが、11月初旬に起きた別の震源における地震の時にその後東京湾で地震が発生する可能性があると指摘していたためである。

11月05日の奄美大島北東沖M5.0の際、過去の事例から「意外とも言える場所における地震が見られていた」として「東京湾でM5.0を超える規模の地震が起きていた」と紹介していたのである。

今回の地震はM2.9・震度1であったが、今後更に強い地震に繋がらないとは限らないことから、念の為奄美大島北東沖からの東京湾M5以上という展開を再度視野に入れておく必要がありそうだ。
 

東京湾直下地震の震源付近で

今回の震源位置は東京ディズニーリゾートの南側にあたる東京湾であった。この場所はいわゆる首都直下地震として挙げられている複数のタイプのうち、「東京湾直下地震」の震源に当たると考えられている場所である。

南関東における大規模地震は1703年の元禄関東地震(M8.5)のタイプと1923年の関東大震災(大正関東地震・M8.2)そしてこうした地震の前に起きるM7クラスに分類される。

元禄関東地震や大正関東地震のタイプは30年以内にほぼ0、0~2%程度の確率と低い一方でM7クラスについては30年以内に70%程度の確率で起きるとされており、更に1987年の千葉県東方沖地震(M6.7・震度5)以降発生していないと考えることも出来るため南関東におけるM7クラスの強い地震には十分注意する必要があるだろう。

M7.3と想定されている都心南部直下地震が首都圏を襲った場合、死者は最大で2.3万人、全壊・焼失家屋は最大61万棟、被害額は約95兆円と見積もられている。
 
※画像は気象庁より。