181120-009大阪府南部

大阪府南部で2年半ぶりの地震、中央構造線断層帯のごく近くで


 
11月20日の08:15に大阪府南部でM1.8・震度1の地震が発生した。大阪府南部としては2年半ぶりとなる有感地震で中央構造線断層帯にごく近い場所で起きた地震だった点が目立つが、中央構造線断層帯におけるこの付近に関しては強い地震が起き得ると指摘する専門家もいる。

大阪府南部で2年半ぶりの有感地震

規模こそ小さかったがこの地震が注目されるのは大阪府南部としては2年半ぶりという久しぶりの有感地震であったためだ。

気象庁の震度データベースによると大阪府南部で最後に有感地震を観測したのは2016年05月03日のM3.2・震度2であるため今回の地震は2年半ぶりということになるのである。

尤も地震発生直後の速報ベースでは大阪府南部を震源とする地震として伝えられたケースも複数存在している。

2018年は03月29日や06月04日、それに07月28日に大阪府南部で震度1~2の地震が起きたとされているが、これらの地震はいずれもその後震源が和歌山県北部に訂正されており、2017年に記録されていた5回のケースでも同様に現在は和歌山県北部における地震だったとされている。

その点から言えば今回のM1.8・震度1も今後和歌山県北部に修正される可能性は否定出来ないが、現時点の情報からは大阪府南部で2年半ぶりの地震と言うことになるのである。
 

中央構造線断層帯で起きる恐れある地震の規模は

今回の震源は「ごく浅い」位置で発生したが、中央構造線上とも言って良い場所であった点が特徴的な地震であった。

中央構造線付近では前日11月19日の07:02にも和歌山県北部でM2.8・震度1が観測されたばかりで、比較的地震が多いことから今回の地震が今後の強い地震に繋がっていくと考えるのはまだ早計だが、大阪府南部や和歌山県北部の近くではどの程度の規模の地震が起き得るとされているのだろうか。

紀伊半島の西部を横断している中央構造線断層帯における今回の震源付近は「五条谷区間」と「根来区間」に分類される。

五条谷区間に関しては最新活動時期が約2,200年前以後7世紀以前とされているが平均活動間隔が不明であることから地震発生確率は不明ながらM7.3程度の地震が起きる可能性があると指摘されている。

また根来区間については平均活動間隔が約2,500年~2,900年のところ、最新活動時期は7世紀以後8世紀以前であることから30年以内発生確率はM7.2程度の地震が0.007%~0.3%と考えられている。

どちらも際立って逼迫しているとは言えないものの、注意を要するのは06月18日の大阪府北部地震の際にテレビ番組に出演した専門家が和歌山県に横たわる中央構造線断層帯への影響に触れ、中央構造線断層帯は四国においては既に強い地震が400年前に起きており「終わっている」が、淡路島から紀伊半島の真ん中まではエネルギーが残っていると述べていたことだろう。
 
※画像は気象庁より。