2016年09月24日関東東方沖での強い地震は収まったか油断出来ない理由とは


 
2016年9月23日の朝、関東東方沖でM6.5の地震が発生したことにより関東地方における強い地震への警戒が俄に高まっている。

9月23日に起きたこの地震では深さが10kmと浅かったにも関わらず宮城県や長野県といった離れた場所でも揺れを感知していたが、それ以上に注目を集めているのが三重会合点に近い場所で強い地震が相次いでいたという点だった。

M6.5の前にもM5以上やM4台後半がそれぞれ複数回発生していたことからM6.5が前震ではないかとして緊張感を与えていたが、これまでに発生した付近での地震を9月22日以降で示すとこれだけの数に達している。(USGSより。USGSではM6.5をM6.2で観測)

09月22日19:21 M4.7
09月23日00:56 M5.1
09月23日00:57 M5.3
09月23日01:11 M4.0
09月23日01:20 M4.7
09月23日09:14 M6.2
09月23日09:30 M4.5
09月23日09:42 M4.9
09月23日11:26 M4.5
09月23日12:37 M4.6
09月23日14:34 M5.2
09月23日15:13 M5.1
09月23日15:46 M4.7
09月23日19:27 M4.6
09月23日19:28 M5.2
09月23日20:04 M4.6
09月23日21:04 M4.9
09月23日22:58 M4.5 

24日にはまだ強い地震は起きていないが、気になることもある。Hi-netの観測によると相模トラフに伸びるライン上で23日の23:08に千葉県南部を震源としたM3.9の地震が発生しているのである。下記のHi-net図は24日8:30時点における過去24時間の震源一をマッピングしたもので、房総半島の南端にある比較的大きな丸印が千葉県南部の地震を指している。

今のところM6.5に近い規模での地震は起きてはいないが、今後強い地震が起きる可能性が減じられたかというとそうとも言い切れない。東日本大震災時の事例では、3月9日の11:45に三陸沖で起きたM7.2の地震が前震だったと考えられているが、本震に至るまでに数多く発生していた三陸沖での地震が、本震であったM9.0の前にピタリと止まっていたからである。

3月9日、10日と数多く起きていた三陸沖での有感地震は3月11日の7:44・M4.8を最後に14:46の本震まで約7時間、停止していたのである。これに照らせばまだ気を抜いていい時間とは言いづらいだろう。仮にM6.5が本震だったとしても余震がピタリと止まるとは考えづらく、また千葉方面での地震に繋がるようなことがあれば一層の警戒が必要となる。

今のところ三重会合点付近における強い地震、東日本大震災の割れ残りとしての千葉・茨城付近におけるM8クラス、そして相模トラフ沿いでの首都直下地震などいくつもの可能性が考えられるので、暫くの間は最新情報に注意しておいたほうが良いだろう。

160924-008