181125-009焼岳火山性地震急増

焼岳付近の長野県中部で25日朝にかけM3.0超え・震度2の地震も


 
火山性地震が急増している北アルプスの焼岳付近における11月23日夜からの有感地震増加が25日朝までに衰えを見せておらず、24日夜からは震度2も記録されるなど地震規模の拡大傾向も窺わせている。

焼岳付近では23日に2,000回以上の火山性地震が観測されており、有感地震発生数も23日夜から25日の07:00までに長野県中部で35回に達している。

気象庁は11月24日16:10に発表した「焼岳 火山の状況に関する解説情報 第3号」の中で活発な地震活動について「山頂の北西1kmから2km付近で海面下約3kmとやや深いところを震源とする地震活動が継続しています」「山頂付近の浅い場所で発生する低周波地震や火山性微動は観測されていません」「地殻変動や噴煙の状況に特段の変化はありません」と説明しており、噴火警戒レベル1を継続している。

こうした中、頻発する有感地震について23日夜から25日朝までの傾向にいくつかの特徴が見られるようだ。最も目立っているのが24日夜から「震度2」を記録する地震が出現しはじめていることである。

23日夜から24日夕方まで震度2以上の地震は観測されていなかったが、24日18:06のM2.6と25日00:32のM3.0、それに05:02のM3.2の3回で震度2を記録しているのである。

また24日までの地震が全てM2.9以下の規模であったのに対して、25日07:00までに発生した6回の地震のうち、上記の2つがM3.0を超える規模であり発生地震の規模が強まっている印象を与えている。

23日夜から25日朝までを6時間毎に区切りそれぞれの時間帯に発生した有感地震数と最大マグニチュード、それに平均マグニチュードを整理するとこうなる。

11月23日18~24時 06回 最大M2.5 平均M2.08
11月24日00~06時 06回 最大M2.9 平均M2.42
11月24日06~12時 04回 最大M2.5 平均M2.30
11月24日12~18時 05回 最大M2.5 平均M2.26
11月24日18~24時 08回 最大M2.6 平均M2.14
11月25日00~06時 04回 最大M3.2 平均M2.55

発生回数の最大が24日夜で最大Mと平均Mの最大が25日未明から朝にかけてとなっており23日から24日夕方までの地震活動より24日夜以降の方が活発化の傾向を示している。
 
※画像は気象庁監視カメラ画像より。
関連URL:【気象庁】火山名 焼岳 火山の状況に関する解説情報 第3号