国内地震 発生地震

2016年10月21日鳥取県中部M6.6・震度6弱の地震は南海トラフ巨大地震へと繋がっていく可能性も

2016/10/22

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10月21日の14:07に鳥取県中部を震源とするM6.6・最大震度6弱の強い地震が発生しその後も地震が続いている。

10月21日鳥取県中部でM6.6・震度6弱

10月21日のM6.6の約2時間前にはM4.2・震度4の地震が起きていたのをはじめ揺れが相次いでいる。(15:30までの発生地震)

10月21日12:12 M4.2 震度4  鳥取県中部
10月21日14:07 M6.6 震度6弱 鳥取県中部
10月21日14:15 M3.8 震度3  鳥取県中部
10月21日14:30 M4.6 震度3  鳥取県中部
10月21日14:33 M4.3 震度4  鳥取県中部
10月21日14:46 M4.3 震度4  鳥取県中部
10月21日14:50 M4.4 震度3  鳥取県中部
10月21日14:53 M5.0 震度4  鳥取県中部
10月21日15:02 M4.2 震度3  鳥取県中部
10月21日15:14 M3.5 震度1  鳥取県中部
10月21日15:18 M2.7 震度2  鳥取県中部
10月21日15:21 M2.8 震度2  鳥取県中部
10月21日15:27 M3.7 震度3  鳥取県中部

日本国内でM6.5以上の規模の地震が起きたのは9月23日の関東東方沖M6.5以来約1ヶ月ぶり。また震度6弱以上の揺れを観測した地震としては6月16日の内浦湾M5.3・震度6弱以来約4ヶ月ぶりということになる。

震度6弱以上の地震は2016年に入ってからこれが10回目となる。内浦湾と今日の鳥取を除けばそれ以外は4月の熊本地震によるものだが、震度6弱以上の地震は東日本大震災が発生した2011年を除けば2013年と2014年にそれぞれ1回ずつ起きたのみであるため、2016年が如何に強い地震の多い年であるかがよくわかるといえるだろう。

今後M7以上の可能性も

4月の熊本地震の際には14日のM6.5・震度7の翌々日にM7.3・震度7が起きていたこと、それに東日本大震災の時にも3月9日にM7.3・震度5弱が発生した2日後にM9.0・震度7が襲ってきたことから、今回の地震でも今後更に強い揺れがあり得るとの論調もあるが、震源周辺で起こり得ると考えられている規模について知っておいたほうが良いだろう。

今回の地震の震源位置については詳細な分析が待たれるが、鹿野-吉岡断層や岩坪断層が比較的近かったようだ。前者について政府の地震本部では最大M7.2程度、そして後者については最大でM6.7程度の地震が予測されている。

また過去に周辺で起きていた地震としては1943年のM6.2や1983年のM6.2が比較的近いようだが、鳥取県全体では1943年の鳥取地震(M7.2)や2000年の鳥取県西部地震(M7.3)の例もあるなど直下型のM7クラスが十分考えられるため今後の強い地震にも十分警戒しておくべきであろう。

南海トラフと関連する恐れ

更に南海トラフ巨大地震との関連という面から今回の地震を位置づけた見方をしておくのも重要である。南海トラフ巨大地震の前兆のひとつとして専門家が指摘している点に内陸部での地震が増加するとされていることがあることや、前回の南海トラフにおいてもその傾向が表れていたためだ。

1944年12月7日の昭和東南海地震(M7.9)と1946年12月21日の昭和南海地震(M8.0)の際に1943年9月10日に鳥取地震(M7.2)が発生し死者1,000人以上を記録していたのはよく知られている通りである上に、内陸部で増えるという一連の地震は1995年の阪神淡路大震災から既に始まっているという指摘さえある。

1995年01月の阪神淡路大震災、2000年10月の鳥取県西部地震、2001年の芸予地震、2007年3月の能登半島地震などがいずれも今後発生する南海トラフ巨大地震へとつながっていく地震だとする説であり、2015年11月中旬には関西のテレビ番組において地震考古学者がこう発言していたのだ。

「(鳥取で)そういう大きな地震があった少し後に南海トラフの巨大地震が起きている」

番組では当時山陰地方で歪みが溜まっていることから鳥取周辺での大きな地震に繋がる可能性に言及していたが、果たして今回の地震がこれに該当する地震だったのだろうか。

鳥取県中部では2008年11月2日のM2.6・震度1以降約7年間、有感地震は発生していなかった。ところが2015年10月15日のM2.3・震度1が発生したのを境に約1年で今回のM6.6までに有感地震が50回も起きているのである。

1935年7月24日から1943年9月10日の間も有感地震の記録が残っていないにも関わらず1944年12月の昭和東南海地震までの約1年間で100回以上もの揺れを鳥取県中部で観測していたことに照らせば、2015年からの地震急増で南海トラフ巨大地震がいよいよ迫っているという可能性を視野に入れておくことが重要であるだろう。
 


 



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