181203-009新潟県下越沖

新潟県下越沖で5年ぶりの揺れ、予測されていた地震可能性


 
2018年12月03日の19:01に新潟県下越沖でM3.3・震度1の地震が発生した。5年ぶりという珍しい有感地震であったが、新潟県下越沖で近々地震が起きる可能性があることについては10月の時点で指摘されていた。

新潟県下越沖で5年ぶりの地震

今回の地震で最も注目されるのは新潟県下越沖で有感地震が観測されたのが2013年08月16日のM3.3・震度1以来5年以上ぶりという点だ。

新潟県下越沖では1923年以来、約200回の有感地震を記録してきたが、そのうちの100数十回が1964年06月16日に新潟県下越沖で発生したM7.5の新潟地震及びその余震であることから、それ以外の地震は少ないのである。

従って非常に珍しい震源で今回5年ぶりの地震が起きたと言えるが、実は新潟県下越沖で5年ぶりの地震が発生する可能性があることについては10月15日に指摘していた。
 

予測されていた5年ぶりの地震

10月15日に高知県西部でM2.9・震度2が記録された際、近い場所で起きていた過去2回の地震後にいずれも新潟県下越沖が揺れていたとして「意外な震源との関わり」があると紹介していたのである。

高知県西部における発震から予測通り新潟県下越沖で有感地震が発生した形だが、新潟県下越沖における今回の震源の深さは10kmと浅かった。ごく近い位置で起きていた地震としては1964年06月16日のM3.5・震度1や1996年04月30日・05月08日・05月20日とM3クラスの震度1が3連発した際が挙げられるが、ここで注目すべきなのは1964年の事例だろう。

というのもこの地震は高知県西部から新潟県下越沖に繋がっていた前述の2つの例の内のひとつに含まれているからである。新潟地震の余震という形で起きた地震であったが、1964年06月に高知県西部と新潟県下越沖がそれぞれ今回と似た場所で地震を引き起こしていたということになるのだ。

では1964年に高知県西部から新潟県下越沖と連なった地震はその後どのような揺れを引き起こしていたのだろうか。

新潟県下越沖が1964年06月16日に揺れてからの2ヶ月間に発生していた地震の中には根室半島南東沖M6.8・震度4という大地震に近いクラスの地震も含まれていたが、目立っているのが1964年07月12日に新潟県下越沖でM6.0・震度4という強い地震が再び起きていた点だ。

新潟地震後に発生した最大規模の余震の一つであったと見られるが、今回も新潟県下越沖における強い地震に繋がっていくだろうか。ひとつ留意しておきたいのが12月02日に今回の震源からそれほど離れていない佐渡市でリュウグウノツカイが定置網にかかったと報じられている点だろう。
 
※画像は気象庁より。