181207-009奈良県と大阪府北部のコンボ地震

奈良県と大阪府北部で相次ぎ地震、その後揺れていた南海トラフ関連


 
2018年12月07日に奈良県と大阪府北部で相次いで有感地震が発生した。奈良県は06月18日の大阪府北部地震の3日前にも有感地震を観測していた震源であり06月26日の広島県北部M5.0・震度4へと繋がっていったが、過去にも同様の傾向は見られていたのだろうか。

大阪府北部地震3日前にも揺れていた奈良県

12月07日05:11 M3.0 震度1 奈良県
12月07日14:10 M2.6 震度1 大阪府北部

大阪府北部は06月18日の大阪府北部地震(M6.1・震度6弱)以降、有感地震が増加しており今回が67回目となるが、もともと地震活動が活発な震源ではなく、年に1~2回起きる程度である。

また奈良県も平均すると年に3~4回程度であることから、この2つの震源が短期間の間に揺れ合っていたケースはそれほど多くない。

だが、06月15日に奈良県でM2.5・震度1が起きてから3日後に大阪府北部地震が発生、それからわずか8日後に広島県北部で6年7ヶ月ぶりとなるM5以上地震を観測していた点に照らせば、奈良県と大阪府が短期間の間に揺れあっていたケースとその後について知っておく必要があるだろう。実際、その後南海トラフ関連や周辺内陸部における強い地震に繋がっていた事例が少なくないのである。
 

奈良県・大阪府北部のコンボと南海トラフ関連震源

今回、12月07日の05:11に奈良県で地震が起きてから9時間後の14:10に大阪府北部が揺れた形だが、24時間以内にこれら2つの震源が揺れあっていたケースは3例であった。

2012年12月03日と04日の事例では12月06日にM4.3が起きたばかりの東海道南方沖で3週間後にM5.1が発生。また2002年08月23日と24日の際にも3週間後に鳥取県中部でM5.5の地震が起き震度4を記録していた。

そして2002年09月20日にわずか3時間の間に奈良県と大阪府北部でそれぞれ有感地震が観測された時には、翌日三重県南東沖でM5.1が起きていたのである。

次に奈良県と大阪府北部が72時間以内に揺れあっていたケースに広げると該当する事例は更に4例増える。

1999年02月18日と21日の時は24日後に滋賀県北部でM5.2・震度4、1990年12月19日と21日の際には15日後に伊予灘でM5.3・震度3、1992年08月25日と28日の事例では2日後に東海道南方沖でM6を超えるM6.2・震度3。

残る一つは2018年06月15日と18日であり、この時は前述の通り8日後に広島県北部でM5.0・震度4である。

なお、広島県北部が前回M5以上を記録した2011年11月21日のM5.4・震度5弱の時も、11月16日と20日に大阪府北部と奈良県でそれぞれ地震が起きており、72時間には該当しなかったが近い形で双方が揺れあった後、広島県北部での地震に繋がっていった。
 
※画像は気象庁より。