181208-009福島県沖M5.1・震度4

福島県沖でM5.1・震度4、11月23日のM5.0震源に近い場所で


 
2018年12月08日の10:54に福島県沖でM5.1・震度4の地震が発生した。今回の震源は11月23日のM5.0・震度4と近い場所であり、東側の空白域に近づく形で起きた地震であった。

日本国内でM5以上の地震が観測されたのは11月28日の青森県東方沖M5.7・震度3以来10日ぶりで12月としては初めてであった。

また福島県沖としては11月23日にもM5.0・震度4が起きたばかりだったが、今回の震源は前回のM5.0と非常に近い場所であり、前回紹介した「空白域」の存在を改めて認識しておく必要があると言えそうだ。

今回の地震が11月23日のM5.0からすぐ東側で発生しており、深さも前回の50kmに対し今回が40kmと似ているためである。

前回のM5.0の際、東日本大震災以降に起きてきたM5以上地震について深さ20~50kmの範囲では「震源の東側に空白域が存在している」と指摘していたが、今回の地震は更に空白域寄りで発生しており、大震災以降のM4.5以上で見ると空白域の存在はより明確になる。

福島県沖ではM7.4前後の地震が今後30年以内に10%程度の確率で発生すると予測されており、宮城県沖の最大M7.3が60%程度の確率また茨城県沖の最大M7.6の地震が70%程度の確率とされていることに照らせば高くはないが、仮に津波を伴う地震が起きれば福島第一原発に影響を及ぼす可能性も否定は出来ないことから、注視しておきたい場所のひとつである。
 
※画像はU.S. Geological Surveyより。